自分はこれが出来るという専門的なところを作っておく
就活生は希望する職種に合わせた研究をする等のキャリアプランアップを検討すべきです。
今の企業は仕事を教えるという事は考えていません。
今の仕事を継続してもらうか、全く新しい事をしてもらうという事を考えているので、何でも言われた事をするというような人には期待をすることは無いわけです。
そのような人は、組織の一番下の末端の仕事を与えて、それで一生評価することなく、最下層の仕事をしてもらうという事になります。
この考え方の元に出来たのが契約社員というシステムですから、必要ではあるが将来的に必要にならなければそれで切る事が出来るというのがこのシステムですから、何でも出来るというのは全く意味が無いという事を考えておく必要があります。
就活生がアピールしなければならないのは、自分はこれが出来るという専門的なところを作っておくという事です。
出来るというところまではいかなくても、このような考え方をしているという事を何かの形で示すという必要があります。
それは資格の取得という形でも良いでしょうし、最近であれば動画サイトに自分の主張を投稿したり、特技を投稿するなどして、ある程度のファンを獲得しているというような状況を作っておくという事をするべきです。
すると資格は自分の能力の優位さを示す一つの証拠になりますから、雇う側はその人は将来の幹部候補としてエリートコースを用意するという事を考えることになるでしょう。
動画やSNSなどで既にファンがいるという人は営業のこれもエリートコースに入れてもらう事が出来るという事にもなるでしょう。
既に何らかの形で実績を示しているわけですから、何もない人に比較すると圧倒的な差という事になってしまうわけです。
組織というのは明確に差別をするもの
ですから、就活生は就職をすることが目的になってしまわないようにしなければならないという事を考える必要があります。
就職して配属が決まった時には、既に自分が会社でどのようにこれから扱われるのかが決まると考えて良いでしょう。
それぐらいに組織というのは明確に差別をするものなのです。
これは今の企業では当たり前という事になっています。
企業は建前として成果主義で成果を出した人が出世してどんどんと待遇も良くなるという事を言いますが、一億の売り上げを上げる部署に配属された人と、100万円の売り上げの部署に配属された人が、同じく頑張ったとしてどちらが評価されて出世していくのかはだれの目にも明らかという事になります。
つまり、配属された時点で既に絶対的な壁が用意されているのが、会社だというように考えなければなりません。
そして、会社は売り上げ100万円の配属で一億の売り上げに伸ばすという事をしても、その人を評価することはまずありません。
逆に組織にとっては邪魔な存在だとして、売り上げを伸ばせないように邪魔をするというような事も考えてくるでしょう。
それは企業としては矛盾しているようですが、組織としてはそのような組織の秩序を乱す者は放置することは出来ないという事になるわけです。
これは組織が大きくなればなるほどそうだという事を考えておかなければなりません。
会社は組織を守るためではなく、利益を上げる事を目的
以前、一部上場企業の課長がノーベル賞を取るというような発明を間近に見た経験があります。
その人はノーベル賞を取るまで一課長に過ぎず、全く評価されることも無かったのです。
それを世界的な国際機関であるノーベル財団が認めたことで、ようやくこの課長は出世することが出来るという事になったわけです。
この事例を見ても如何に組織で乾されている人が上に上がるという事が困難な事なのかという事が分かります。
恐らくですが、この方はノーベル賞を取ることがなければ、まずこの会社内で評価されることは無かったでしょう。
それほどに会社というのは組織が乱れるという事を嫌うモノなのです。
それは上の者が下の者に取って代わる事が出来るという事を意味することになるので、この組織を形成している上が絶対に認めないという事から来ています。
会社は組織を守るためではなく、利益を上げる事を目的としているので、このような事になるのは矛盾しているという事になるのですが、人間は少しでもいい思いをしていると、その権利を決して放そうとはしません。
自分より優秀な人が出てきたとしても、それは自分とは関係のない話ですから、自分の待遇がこれによって悪くなるというような事は断じてあってはならないわけです。
ですから、組織というモノが出来て上が下を管理するというような事がなされている場合には、まず上が下を意のままに操るという事だけを考えることを最優先することになります。
ですから、就活生は就職するまでが勝負という事になるわけで、ここで既にキャリアアップしている状態で会社に就職しなければ、そこからの頑張りで何とかなるというような事はまずありえないという事を知っておく必要があります。
ノーベル賞を取るぐらいの人でもまともに評価されなかったという事実がある事を忘れない事です。
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