就活に向けてボキャブラリーを増やそう
就職活動をスタートすると、初めて聞く言葉がたくさん出てきます。
自己分析、業界研究、インターンシップ、リクルーターなど学生生活ではあまり目にすることのない言葉ではないでしょうか。
企業説明会や選考などで人事担当者が言った言葉の意味がわからなかったということもあるかもしれません。
就活本番で焦ることのないように、日ごろから様々な言葉に意識的に触れておくことが必要です。
ボキャブラリーを増やしておくと、面接やグループディスカッションのときに様々な言葉や表現が出てくるので、初対面の人ともスムーズにコミュニケーションが取れます。
キャリアプランという言葉は、就活生になって恐らく初めて聞く人が多いです。
今回はこの言葉について、企業で人事担当をする私の立場から説明します。
入社後ミスマッチで退職しないために
キャリアプランとは、自分が今後どのような職について仕事をしていきたいかの目標を持ち、その実現のために計画を立てることを指します。
就職活動とは社会人になるにあたって、どうなりたいのかを考える期間でもあるので、キャリアプランニングとは就職活動であるとも言えます。
一方で類似する言葉にキャリアビジョンがあります。
こちらはあくまで自分の将来の理想像のことを指すので、プランに比べるとより個人の願望に近い部分を意味します。
ビジョンももちろん大事ですが、社会人の第一歩を踏み出す就活生には、ぜひ自身のプランをしっかり立ててほしいと感じています。
なぜキャリアプランが肝心かというと、社会人になりたての頃はビジョンを描いてもその通りに行かないことが多すぎるからです。
思っていた仕事と違う、思っていた生活と違う、思っていた社会人像を違う、の連続です。
真面目な就活生ほどビジョンをしっかりと描いていると思いますが、それが逆に落とし穴になって、入社後ミスマッチのために退職者が多いのが現実です。
せっかくの新卒1年目のカードを、そんな理由で棒に振ってしまうのはもったいないです。
ぜひ、ビジョンではなくプランニングをしっかり行ってほしいです。
仕事内容をきちんと把握する
ではプランニングするためにはどうしたら良いのか、という疑問が出てきます。
先述の通り、キャリアプランとは願望ではなく目標です。
自分がその会社に就職して、具体的にどんな仕事をして、どのようにキャリアアップしていきたいのかを分析していく必要があります。
そのためには、その企業にどのような仕事があるのかをきちんと把握することが重要です。
どの業界であっても、企業の中には様々な部署があり、様々な仕事があります。
特に総合職で就職することを考えている場合、ジョブローテーションと言って、キャリアの最初の段階で様々な仕事に携わる機会を設けている企業が多いです。
営業志望、事務志望などそれぞれに自己分析を基に志望動機を考えていると思いますが、自分のキャリアアップのためにも、志望とは違う業務をした場合についても少し考えてみると良いです。
全ての部署の業務を把握することは困難ですが、せめて企業のホームページやパンフレットに記載されている内容程度は理解をしておくと良いでしょう。
企業説明会で人事担当者に質問するのも有効です。
女性特有のライフイベント
また女性の場合だと、プランの中に自身の結婚や出産、育児などのライフイベントをいかに組み込むかと悩む方も多いです。
企業説明会で質問をしても、ロールモデルとなる女性社員がそもそもいないという企業もあります。
だからと言って志望企業をあきらめるのはとてももったいないことです。
そういうときこそ逆にチャンスです。
自分こそがロールモデルになる意志があることをアピール出来れば、人事担当者は好意的に受け止めます。
なぜならそのような両立型の女性社員のロールモデルは、企業がいくら欲しくても自ら手に入れることは非常に難しいからです。
自分がきちんと経験を積んで、しかるべきときにロールモデルとなり、後輩社員のための道を作っていくという強い気持ちを示されて、嫌な気持ちになる人事担当者はいません。
昨今は女性だけでなく、男性の育休取得や育児参加も社会問題になっていますので、男女関係なく自分が社内で力を付けて、その上で切り込んでいくという気持ちが大切かもしれません。
人生計画通りにはいかないもの
企業説明会を開くと、キャリアプランについて質問される機会が非常に多いです。
年々増えていっている傾向にあります。
それだけ社会人としての自身のプランについて考えている就活生が増えているということです。
もちろんプランの中には転職や、もしかしたら起業を考えている人もいるかもしれません。
就活生それぞれにたくさんの希望が詰まったプランがあると思います。
就活生より少し先輩の私から伝えられることは、そのプランが予定通りに進まなくても、何事も前向きに取り組めれば良いということです。
思わぬ異動で辞めたくなったり、もしかしたら病気になったり、パートナーの転勤についていくことになったり、基本的に思いもよらぬことが多いのが人生です。
程よく楽観的に、自分のプランを臨機応変に書き換えながら生きていければ幸せです。
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