新卒入社の就職状況を調べるとベンチャー企業への就職は妥協が多い

新卒入社の就職状況を調べるとベンチャー企業への就職は妥協が多い

就活生は大手志向がつよい

 

新卒入社の就職状況を調べてみると、やはり大手志向が強いというデータが出ています。

大手は福利厚生がしっかりとしていますし、安定していますので十年後、二十年後を考えると大手の方が安心できると感じるようです。

ですから、就職活動が始まったらまずは大手へのエントリーを済ませ、その中でふるいにかけられているうちに段々と持ち駒がなくなり、受けるところが限られてきて少しずつ中小企業やベンチャー企業に目を向け始めます。

開始してから数ヶ月は大手しか見ていない人も多いので、求人募集を行ってもなかなか人が集まらないとなげく経営者や採用担当者は少なくありません。

 

新卒入社の就職状況を調べるとベンチャー企業への就職は妥協が多い
逆に大手は採用人数の何倍、何十倍も人が集まってしまいますので、選考するのに時間がかかってしまいます。

大手は知名度だけで人を集めることができますので、それほど募集活動に工夫を凝らさなくても希望に沿った人材を確保することができますが、中小企業やベンチャー企業となるとそうはいきません。

何らかの手を打たないと全く応募者が集まらないといった事態も予想されますので、募集する際に利用する媒体を見直したり、自社のホームページから簡単に応募できるようにしたりと工夫をする必要があります。

 

 

中小企業の就活状況

次に集まるのは中小企業であり、最近では中小企業の中にも業績が安定していて優良企業とされているところがありますので、評判の良い会社を狙って受ける人が増えているようです。

大手は狭き門であっても中小は比較的入りやすいので、あまり自信がない人でも受けやすいという傾向もあります。

大手のように多くの人に知られている企業でなければ、応募してくる人が少なく競合しにくいということも受ける理由になっています。

 

新卒入社の就職状況を調べるとベンチャー企業への就職は妥協が多い
いくつもの会社を受けて落ちてしまった人はかなり自信をなくしていますので、採用されそうなところに移っていく傾向がありますが、その中でもやはり安定感は捨て切れないということで中小を選ぶというのが実情のようです。

実際に入社してみると居心地が良かったり、若い社員の声も反映されやすかったりと様々なメリットがありますので、既に入社した人たちの声を聞いて受けることを決めたという人もたくさんいます。

 

 

ベンチャー企業は妥協して受けるところ?

もっとも人が集まりにくいのはベンチャー企業です。

安定性という面ではやはり劣りますので、入社して自分で何かやりたいことがあるような人でないと目指そうとは思いません。

 

新卒入社の就職状況を調べるとベンチャー企業への就職は妥協が多い
基本的には妥協して受けるというケースが多くなっていて、他は全て受からなかったので最終的にベンチャーを受けることにしたという人がとても多いという特徴があります。

つまり、ベンチャーの体制や組織力に魅力を感じて応募する人はほとんどいないということになりますので、一斉に採用活動がスタートするような状況ではかなり不利になるということです。

そのため、他とは違う良さをアピールして人を集めるように心がけなければならず、何も策を講じないと成果を出すことができません。

ベンチャーの最大の魅力は自分のやったことが目に見えること、上下関係があまりなくて意見を言いやすいこと、やる気になればどんどん仕事の幅を広げることができること、積極性があればスキルアップのチャンスがあって短期間で一人前になることも可能なことなどがあります。

 

 

チャレンジ精神がある人はベンチャー

どれも自分次第といった面はありますが、大手や中小の安定した企業では新卒社員の意見を聞くような風潮はあまりありませんので、それをメリットとして前面に出していくべきです。

 

また、会社の安定性は多少の問題がありますが、その分一気に成長できるチャンスがあって企業が大きくなっていくのを間近で見られるチャンスもあります。

既に大きくなっている企業では今後大きな変化が起こることはありませんし、中小であっても安定を第一に考えているようなケースでは変化を好みません

しかし、ベンチャーは小回りがきいて色々なことにチャレンジしますので、チャンスをつかむことができれば一気に成長できる可能性があります。

ここが最大の魅力だという人もいて、新卒社員でもそのあたりに魅力を感じて応募するケースがあるようです。

 

新卒入社の就職状況を調べるとベンチャー企業への就職は妥協が多い
自分のやりたいことにチャレンジできるような環境で頑張ってみたいと考えている学生は実は意外と多いのですが、周りの大手志向に流されて、とりあえずは大手を受けようという意識に傾いてしまうことがあります。

 

こういった意識を持つ学生をどれだけ取り込めるかがベンチャー企業にとって重要なポイントであり、魅力ある部分を存分にアピールするような応募内容にしなければなりません。

大手と同じ内容で張り合っても勝ち目はありませんので、ベンチャーらしさで勝負をした方が得策です。

これを履き違えると大手と同じ水準の待遇にしなければならない、福利厚生も負けないくらいの制度を整えなければならないと考え、力の入れ所を間違えてしまいます。

自由な社風や声の通りやすさなど、ベンチャーならではの強みで勝負していくべきです。

 

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