4年生になってからでは遅すぎる
大学に入学する時点では、卒業した後にやりたいことが決まっていない人が多いものです。
しかし、大学でさまざまな授業を受けていくと、徐々にやりたいことが決まってきます。
とはいえ、やりたいと強く願っているからといって、そのまま希望どおりの職業に就くことができるわけではありません。
自分が希望する職業に就きたいと思っているのであれば、なるべく早い段階で本格的な準備を進めていく必要があるのです。
ひと昔前と異なり、誰でも簡単に就職できる時代ではなくなっています。
じっくりと計画を立てて就活をするように心がけていないと、大学を卒業するまでに就職先を決めることができず、路頭に迷うことになりかねません。
就職について考えるのは大学4年生になってからだ、と思っている人は失敗します。
大学4年生になってからでは遅すぎるのです。
具体的な進路までは決められないにしても、大学1年生のうちから少しずつ考えておく必要があります。
遅くとも、大学2年生の間には何らかの活動を始めなければなりません。
就活の進め方、取り組み方は、何年生なのかによって大きく変わります。
たとえば、2020年卒の大学生と、現大学3年生とでは、全く異なっていることに注意が必要です。
何年生なのかを意識せず、やみくもに活動を進めてしまうと、希望どおりの結果を出すことは難しくなります。
現大学2年生、3年生の就活生へ
2020年卒であれば、まだ大学2年生の終わりという段階なので、それなりに時間的な余裕があります。
この段階であれば、焦って行動を起こす必要がありません。
むしろ、冷静に多くの情報を集めるようにして、本当に自分がやりたいことが何なのかを考えることが大切なのです。
十分な時間があるのに焦ってしまうと、本当にやりたいことが分からないまま活動を進めることになり、結果的に後悔してしまう可能性が高まります。
たいていの大学では、早い段階で就職に向けた取り組みを実施しているので、2020年卒の大学生は、積極的にセミナーなどに参加していくことが重要です。
セミナーに参加する際は、特定の業種・職種の話ばかりを聞くのではなく、それほど興味を持っていない業種の話も聞くようにすると、視野が広がって良いです。
これに対し、現大学3年生の場合は、やりたいことが明確になっているかいないかで意識が変わります。
はっきりと決まっている人は、その目標に向かって努力を続けていくことになるのですが、やりたいことが不明確な人は注意が必要です。
現大学3年生であっても、焦らないようにすることは大切なのですが、時間的な余裕は決して多くありません。
この時点で具体的な目標が見えていないと、どのような企業に応募すればよいのかも決められず、戸惑うばかりになってしまいます。
就活で成功するかどうかは、取り組み方が正しいかどうかで決まると言っても過言ではありません。
周りの人と比べて努力をしていても、その取り組み方が間違っているのでは成功しないのです。
大学生であれば、大学がさまざまな形でサポートしてくれるので、そのサポートを最大限に活用しなければなりません。
自分のやり方を貫こうとすると、いつまでも不採用が続いてしまいます。
大学での成績が優秀だからといって、スムーズに採用してもらえるわけではありません。
企業が求めているのは、勉強ができる大学生ではないのです。
2年生も3年生も大切なことは
企業の面接を延々と受け続けることが好きだ、という人はほとんどいません。
少しでも早く就活を終わらせて、残りの学生生活を楽しいものにしたいと考える大学生が多いです。
そのためには、就活を早期に成功させるコツを掴まなければなりません。
自己流のやり方では、どれだけ努力をしても空回りしてしまいます。
現大学3年生のように、とにかく前に進んでいくしかない段階に来てしまった人は、必死に努力を続けていくことが何よりも重要です。
しかし、2020年卒に向けて学業に打ち込んでいる大学生の場合は、本格的な就活をする前に、自分を見つめ直す時間を作らなければなりません。
じっくりと自己分析をして、自分がどのような人間なのかを正確に把握するのです。
自分で自分のことを理解していなければ、面接を受けたときに採用担当者を納得させる説明ができるはずはありません。
ただし、自分は2020年卒だから余裕がある、現大学3年生だから焦らなければいけない、という考え方も早計です。
余裕があると思っていても、実際にはほとんど余裕がなかったりします。
また、時間がないとしても、焦りが成功を生むことはありません。
大切なことは、その時点での状況を冷静に分析することなのです。
2020年卒の場合と現大学3年生の場合とで、さまざまな違いは確かに存在します。
しかし、共通している部分も多いことに気づく必要があるのです。
どの段階で卒業するにしても、学生として就職について考えなければならないのは同じだといえます。
じっくりと考えて取り組んだ人だけが、成功につながるのです。
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