エリートコースは最初から決まっている
意識高い就活生は大学生活から違います。
まず大学生活というものが今は就職活動を考える上ではデメリットとなっている事を考えなければなりません。
この事を勘違いしている人が多いのですが、大学を出て良い企業に就職すれば未来は安泰というように考えている人が未だに少なくありません。
それはほんの一握りのエリートコースになっている人だけで会って、勝負は就職をしてからという事になるのですが、実際は就職をした段階でもう勝負はついているという事になります。
具体的には配属をされた時点でその事は思い知ることになるでしょう。
例えば大卒で営業職で就職したとします、この時に配属されたところが、年間10億円の売り上げを上げているところと、1億円の売り上げを上げているところとではその人の評価はどうなるでしょうか。
当然10億円の売り上げを上げているところが評価されることになります。
その人の頑張りによって1億が2億になったところで、10億の売り上げには勝てません。
つまり、本人の努力で変えられるところなど限界があるのでまず、この配属先の不公平を無くしてしまう事は出来ないわけです。
エリートコースに乗るための大学院への進学
企業には左遷という言葉があって、優秀な人を左遷して実力が出せないところに行かせることが当たり前のようにあります。
当然ながらいかに実力があっても左遷されればその実力を発揮する事は全くできません。
ましてやこれが入社1年目の配属で行われるわけですから、配属先でいかにこれを覆すことが困難なのかが分かるはずです。
エリートコースに乗っている人間に全く歯が立たないのはこの為だといって良いでしょう。
ですから、配属された時点で周りを見てみると確実に待遇に差があるという事が分かってくる事になります。
これは初任給という形では出て来ませんが、昇給という形で如実に出てくる事になるので、絶対にエリートコースに乗っている人には勝つことが出来ないという事になるわけです。
この事が分かっている就活生は絶対にエリートコースに乗るという事を考えて大学生活をおくることを意識するようになるという事です。
当然資格を取得するというような事はやりますし、場合によっては大学院という事を考えることもあるでしょう。
この場合の大学院はエスカレーター式に自分がいる大学の院を目指すのではなく、就職に圧倒的に有利な東大や京大を目指すという事も考えるわけです。
こうした大学の大学院は大学に入るよりも楽に入る事が出来るとも言われているので、この隙をつくという事も考えてもいいわけです。
勿論、超有名大学の大学院ということになりますから、こうしたところに行けばかなりの高確率でエリートコースに乗る事が出来るでしょう。
少なくとも普通の大学から就職する人とは全く違った世界を感じる事が出来るようになります。
既に競争は始まっている
ですから、意識が高い就活生というのは既に大学生活の状態で競争が始まっているという事を考えているわけです。
ほとんどの就活生は企業に採用されるという事を望んで雇用されればそれで目的達成のような事を考えていますが、それではほとんど意味は無いと考えているのが意識が高い人達の考えです。
それでは自分のやりたいことも出来なければ、最終的には企業に使い捨てにされるというとんでもないリスクの高いことになるという事も知っています。
いうまでもないことですが、組織が使い捨てにするのは組織の末端にいる者であって中にいる人達ではありません。
これは組織というものがある会社では常にそうなると考えていなければなりません。
そして組織に属すると末端から上に行くという事はとんでもなく難しいことになります。
何しろ組織に属した段階でエリートコースに乗っている人は既に組織の中断ぐらいにいるわけで、その人達をおしのけるという事は絶対的に出来ないようになっているわけです。
人脈だけでは上にはいけない
これは成果主義という今では昔よりもさらに強化されていると考えて良いでしょう。
昔は成果ではなく人脈があったので、上司にゴマをすって気に入られることが出来れば上にいく事が出来ましたが、今は成果というものを出さなければ上には行けなくなりました。
成果を出すためにはそれが出せる場所に居なければなりません。
左遷された人がどんなに優秀な人であっても成果を出すことが出来ないように、成果が出せない所に居る人は上に行けるような成果を出すことが出来ない環境にあるわけですから、まず成果で上にいく事は出来ません。
ということが分かれば、いかに大学生活が重要なモノかという事がわかるはずです。
大学生活で何もしないで就職をした人と、資格を取得するなり大学院に行くなりして圧倒的に有利な条件で就職をした人とでは、その後で全く違う生活になるという事は予想が出来る所でしょう。
企業という組織に入るという事はとてつもなく不公平な組織に入るという事を覚悟していかなければなりません。
そして全ては配属された瞬間にもう結論が出ているという事を自覚しなければならないのです。
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