ベンチャー企業を狙う際には大切なことがあります
就職活動の時に学生が狙う企業は様々ですが、人気が高いのはやはり大手企業と言えるでしょう。
誰もが知るような会社は将来性がある上、待遇面でも期待ができますので、これから働き続けることを踏まえたら選択する意義は非常に大きいです。
しかしながら大手はハードルが高いということで、その他の企業に狙いを付けられることもありますが、ひとつの傾向にベンチャー企業を志望することが挙げられます。
ベンチャー企業は新しい事業にトライする会社や創造的な事業を行う中小企業のことを指しますが、勢いのある会社として注目を集めています。
大手とはまた違った魅力があり、規模が小さいこともあるため、若くしていろいろな仕事を経験させてもらえることもあるのです。
フットワークの軽さが特徴的で、積極的に仕事に絡んでいきたいと考える人にも人気です。
ただ、ベンチャー企業を狙う際には大切なことがあります。
それはしっかりと情報収集を行うことですが、なぜなら発展途上とも言える存在ですので、将来性が曖昧になっていることもあるのです。
これからスムーズに成長を遂げていってくれれば良いのですが、必ずしもそうとは限りません。
もしかしたら入社をしてからしばらくして事業が傾くということもあり得ます。
せっかく苦労して入った会社が上手くいかず、お先真っ暗な状態では辛いため、安易に就職を狙ってしまうのも注意が必要です。
成長する可能性をジャッジ!
将来的な成長力がある会社かどうかを調べるためにも情報収集が必要になってくるわけですが、会社ことを見極めるには、まず手掛けている事業は今後、成長する可能性があるのかどうかをジャッジすることが大切です。
当然、どのような事業を行っているのかという部分は企業研究でチェックしているものと思われますので、どういった仕事に取り組んでいるのかも理解しているはずです。
その仕事はこれからの社会に求められるものなのか、将来的にも存続しているイメージが持てるのかなど、じっくりと考えてみる必要があります。
もしもその時点で不安を感じる場合は注意してみた方が良いかもしれません。
自分がそのサービスなり商品なりを利用する立場で考え、今後、不要な存在になりそうに感じるようならば、将来性に難があると判断することもできます。
その見極めをするには業界の今後や時勢なども加味して考えなければいけませんが、これからを見据えた観点で見つめてみることで、何となくでも今後のことが見えてくるはずです。
同業他社をチェック!
同業他社の存在をしっかりとチェックしておくことも大切です。
もしも、現時点では他に追随する会社がなかったり、リーディングカンパニーとして存在する会社だったりするのならばまだしも、その他にも複数の会社がひしめきあっているようですと油断はできません。
もしかしたら他の会社の勢いに負けて潰れていく運命の場合もあります。
特にベンチャー企業の場合はまだ地盤が安定していないこともあるため、ライバル会社の勢いに押されて耐えきれなくなってしまうことも少なくありません。
せめぎ合いを制する側なら良いのですが、負けてしまう側ですと将来性は絶望的とも言えますので、同業他社のことを踏まえながら、その企業は業界の中でどのような位置に存在しているのかチェックしてみる必要があります。
経営者の実力をチェック!
実力のある経営者が会社を引っ張っているのかどうかも重要なポイントです。
一般の会社でも経営者の力は大切ではあるものの、ベンチャー企業の場合はより色濃く影響してくる傾向があります。
会社のトップの意思や決断がダイレクトに事業に反映されてきますので、そこで誤った判断でもすれば一気に右肩下がりになることも考えられます。
会社を興しているからといって、必ずしも優秀な経営者がいるとも限りませんので、その会社への就職を目指す自分自身でしっかりと相手の力を見極めなければいけません。
したがって経営者に関しての情報収集も確実に行うことが大切です。
ホームページでの情報のチェックはもちろんのこと、インターネットも駆使しながらどのような人物なのか知る必要があります。
また、就職活動の際には実際に会話ができることもあるはずですので、自分のこれからの人生を懸けるだけの器がある人なのか、冷静に判断するようにしましょう。
不安定でもある程度は許容しましょう!それがベンチャー!
これからを見据えた会社選びのためには、こうした情報収集をしっかりと行いながら就職活動をしなければいけません。
ただ、あくまでもベンチャー企業は不安定な部分があることも理解しておく必要があります。
そもそも駆け出しで不安定な状況の中にいるのが特徴の会社でもありますので、あまり安定を求め過ぎてしまう人には適していない面もあるのです。
そうした不安定さも魅力の会社でもあるため、ある程度は許容することも必要かもしれません。
だからといって積極的にリスクのある会社を選ぶ必要はありませんので、確実な情報収集をしながら、自分自身が心から「ここで働きたい」と思えるような会社を選ぶようにしましょう。
この記事を書いた人
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