社風や企業文化を調べるというのは、その企業の本質を理解するという事
就職活動で企業選びをする時には社風並びに企業文化を知る事も大切で、これが分からなければ会社に入っても馴染むことも難しくなるという事も考えられます。
基本的に会社というのは経営者並びに経営陣の考え方が色濃く出る事になるので、これが一気に変わるというような事はありません。
代替わりなどで社長が変わるというような事があれば劇的に変わるという事がありますが、不祥事などでトップが変わることが無い限り、その会社の社風が変わる事は無いと考えて良いでしょう。
ブラック企業とホワイト企業が出来るのもある意味では社風が違うからという事が言えるかもしれません。
ですから、社風や企業文化を調べるというのは、その企業の本質を理解するという事にもつながると考えておく必要があります。
特に注意が必要なのがワンマン社長が経営しているところで、これは完全な独裁体制になっている場合がほとんどですから、社長の意向が常に会社に影響を与えることになります。
おかしなことになると社内では挨拶をすることすら禁止というような事を言うような会社もあるのです。
挨拶をしている時間があるのであれば働けというような意味のようですが、こうした事はいくらでもあります。
最近は少なくなっていますが始業前には社歌を歌うというようなところもあります。
新人は当番制で前に出て歌わされるというような事もあるわけで、度胸をつけるためというような事を言われますが、間違いなくパワハラの一種と考えて良いでしょう。
企業文化というように社長が言う事がありますが、間違いなくこのようなことは、社長の意向に沿う形で実施されるという事になっています。
丸刈り禁止!?半袖禁止!?
このようなことは大きな会社でも当たり前のようにありますから、いろいろと調べて見るといいでしょう。
最近はこうしたおかしな企業文化を投稿している人もいるので、意外に調べて見ると見つかる事もあります。
例えば丸刈り禁止というような物もあります。
これは会社員として丸刈りは相応しくないという事なのですが、このような会社に限って経営陣の中には髭を蓄えている人もいて、経営者は例外というような事が平気でまかり通るようになっています。
基本的な意識として、会社員というのはその企業のルールに従うという事を大前提として入社しているという考え方なので、社長の意向というのは最大限に忖度されるというように考えておく必要があります。
そのため、常識では考えられないような事が平気で起こっていると考えなければなりません。
上記の丸刈り禁止というようなものもそうですが、半袖禁止というようなものあります。
カッターは長袖でなければ会社員らしくないという事のようですが、これも意味不明というしかありません。
このような会社に限ってノルマは厳しいし、従業員に常に監視をつけるというような事をしたりするので、そういう社風として受け継がれけるという事になってしまうのでしょう。
風土を調べることは給与や待遇などを調べることよりも重要
このような事は社長が命令する場合もありますが、部下の幹部クラスが社長に忖度するという形で出来る事もよくあります。
自分の部下たちはこんなに統制がとれていて自分のいう事を聞くのですという事を上にアピールするということをしているわけです。
社長はこれをおかしなことだと感じたりはしません。
部下が勝手にしているわけですから、頑張っているなぐらいに感じているのでしょう。
特にこれでその人の評価を上げるような事をしたりはしませんが、別に悪いというような事も感じないという事です。
既に会社は自分の物だというように考えていますから、規律が良くなる方向で動いているのであれば、特に問題視する必要は無いだろうというぐらいの感覚でしょう。
こうした風土があるという事は、基本的にもう部下が上司に対してモノを言う事が出来ない制度になっているという事が分かります。
そんな事おかしいという当たり前の事をいうと、たちどころに飛ばされてしまうという事が過去にいくらでも例があるので、いう事を聞く人でなければ出世できないというシステムがこうした企業にはありません。
既に幹部が社長に対して阿っているわけですから、もうその部下においては言う事を聞く人材以外は排除されていると考えた方がいいでしょう。
それぐらい企業のトップというのは好き勝手が出来る存在だという事を考えておく必要があります。
そして、その事は、企業文化などを調べていく事で分かってくる事なのです。
おかしなことが行われていると、最近はネットでかなり投稿されるようになっているので、気になる企業があればその社風などはいろいろと調べておくべきでしょう。
会社に入ってからおかしな風土があると分かっても、既に手遅れです。
ある意味ではこうした風土を調べることは給与や待遇などを調べることよりも重要で、これが気に入らないから会社を辞めるという人も少なくはありません。
というよりは、会社を退職する人のほとんどがこの理由と考えても良いかも知れないのです。
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