自分が思うべき道に突き進むことも1つの手
就活生の多くは意識を高く持って就職活動に励んでいる人が多いです。
その一方で意識を高く持つことと意識が高いことをアピールする、いわゆる意識高い系の学生は似て非なるものということは確かな事実です。
なぜ似て非なるものかと言えば、本当に意識が高い人はそもそも人にどのように見られたいかということにあまり関心がありません。
もちろん仕事でのアピールというのは必要ですが、自然な行動の中で行われるべきことというのが前提です。
意識高い系はそのあたりを勘違いしており、盛んにアピールをしてしまう悪い癖が見られます。
意識を高く持つことはとても大事なことであり、自分がどのように成長をしたいのかや自分が働きたい理想の環境を手に入れるために何をすればいいのかというものを理解して、それに向けたアクションをとっていけます。
その中で努力の過程を全く見せない人もいれば、他人にどう思われてもいいので自分が思うべき道に突き進むことも1つの手です。
その場限りの評価のためだけに動いているわけではなく、将来的に自分が進むべき道を模索し、その方向性を決めたらそこを徹底することができるからこそ、立派な社会人になっていきます。
下手なアピールは逆効果!
一方で意識高い系と呼ばれる人は他人にどのように見られたいかなどその場の評価だけを気にする傾向にあります。
就活生の中で多いのはどれだけエントリーシートを出したかとかどれだけ会社説明会に参加したかをアピールする人です。
確かにエントリーシートは多く提出することが重要な場合もありますが、なぜそれだけのエントリーシートを出す必要があったのかを明確に答えられる人はいません。
単に頭数を揃えたかったというのも理由として乏しいにもかかわらず、これだけ頑張っているというのをアピールしたかったというのではどうにもならないです。
ありがちな行為は他にもあり、あの企業のあの人とつながりがあると盛んに人脈をアピールする人です。
こんな人とつながりがあるから自分はすごいというのをただ単に言いたいだけであり、ではその人脈をどのように活用するかまでは思いが至らないのが実情です。
これではバカにされたとしても仕方ありません。
もし活用するのであれば、インターン生として参加させてほしいとか、職場見学をさせてほしいとお願いし、そこで得たものを就職活動に活用し、業界研究に役立てるぐらいのことを本来やるべきなのに、それをしようしないのが実情です。
一番簡単なのは行動とその理由が一致し続けるようにすること
あとは、就職活動のためにこんなものを購入したと自慢する人です。
リクルートスーツを新調すること自体は誰しもがやるのでそれ自体は問題ありませんが、高いスーツを購入したとかカバンなどをブランドものにしたなどとしなくてもいい自慢をする人が出てきます。
この場合もなぜ高いスーツを購入し、ブランドもののビジネスカバンを使っているかを説明できず、裏で笑われるということが目立ちます。
例えば高いスーツを購入して気合を入れるためでもいいですし、常にきれいに就職活動を行うためにあえて高いものを買ったというのでもいいですが、それすら答えられません。
中にはそんなつもりはないのに意識高い系と揶揄される人もいますが、そのように言われないためにできること、行動すべきことというのはいくつもあります。
一番簡単なのは行動とその理由が一致し続けるようにすることです。
エントリーシートをたくさん送るのはなぜかと問われた際に、とにかく面接を多く経験しておきたいというのでも理由としてはしっくり来ます。
面接の練習はもちろんするけども、実践を重ねた方がより上手になるからとにかくバッターボックスに立ち続けるという理由ならば誰もが納得します。
大事なのは自分がどのような成長をしているのかを見せるか
また、プライベートなことをわざわざSNSで公表しないことも大事です。
結局色々と公表することで、単に自慢をしたいだけと思われてしまいます。
たとえ本人にその気がなかったとしても、結局は相手がどのように捉えるかがすべてです。
揶揄されないようにするためには就職活動に関することは極力発信を控えることが求められます。
家族などが見ている場合に指摘を受けるかもしれませんが、それは別に釈明をすればいいだけのことです。
SNSで発信をしなければならない理由がない限りはできるだけ控えることで自分を守れます。
なぜ意識高い系を人は揶揄するかといえば、実際はそれほどの人物ではないのにすごい人間であるかのように振舞っていることに腹を立てているか、バカにしているかのいずれかです。
自分と大して変わらないはずなのに相当な空回りを見せていることを指摘したい気持ちもあります。
一方で本当に意識を高く持っている人に対しても同じ感情を抱く人もいますが、この場合は徹底的に無視すればよく、気付いた時には手遅れだと思わせれば大丈夫です。
大事なことは自分がどのような成長を見せるかであり、究極的なことを言えば、他人は関係なく己との戦いになります。
この記事を書いた人

- エントリーシートはどう書くべきか?企業はどんな人材を求めているのか?面接では何を見ているのか?就活生に役立つ情報をお届けします!