”やりたいこと”と”適性があること”とは異なります
2021年卒の大学生は、いつから就活を始めれば良いのかを早めに知らなければなりません。
のんびり構えていると卒業年度になってから開始し始めてスケジュール通りに進めることができないという可能性も出てきますので、準備は早めにしておくことが大切です。
2021年卒の大学生の新卒採用は卒業年度に入る直前の3月にエントリーが始まるのが一般的であり、面接試験などの選考は6月以降となっています。
就活を行う上でこのようなスケジュールを把握するのは最低限必要なことであり、出遅れることがないようにしっかりと準備を進めることが大切です。
詳しいスケジュールを見ていくと、3月の解禁までに行うべきこととして自己分析や企業のリサーチがあります。
自己分析を適当に済ませてしまうと自分がどのような方面に強みを持っているのかを把握できませんので、履歴書や面接試験で上手くアピールすることができなくなりますし、適性のある分野を知ることもできません。
やりたいことと適性があることとは異なりますので、自己分析を行うことで進むべき道を修正すべきという結論に達することもありますので、将来を左右する大事な作業となります。
大学生はそれぞれの専攻が自分の強みや得意分野であることは明白ですが、それをそのまま仕事に活かすことができない場合もありますので、できるだけ能力を活かせるような仕事に就けるように自己分析で自分のことを深く知っておくようにします。
本命以外にも他に働いてみたいと思える企業に出会える可能性があります
企業のリサーチに関しては、卒業年度の前の年の夏前に始めても決して早くはありません。
3月に入れば一斉にエントリーが始まって興味を持った企業のエントリーを済ませなければなりませんので、3月より前に行っておく必要があります。
リサーチが不十分な場合、知名度や周りの動向で応募する企業を決めてしまうことが多くなり、結果として自分の思うような就活が行えなくなる可能性があります。
活動を行っていくうちに新たに興味を持つ企業が出てきたらその都度リサーチをすれば良いので、その前に気になるところがあれば事前に詳細まで調べておくことが大切です。
エントリー解禁になる3月にはやるべきことがたくさんあり、企業へのエントリーシートを作成するための
・企業研究や実際のエントリー作業
・個別企業への説明会参加
・適性検査
・合同企業イベントへの参加
・学内企業説明会
など色々とこなさなければなりません。
他にも、OB・OG訪問がありますので、時間を有効活用しないと全てを丁寧に行うことができなくなります。
エントリー関連のピークは3月から4月ですので、この時期に忙しくなることをあらかじめ予測して、2月までに極力できることを済ませておくというのが賢い選択です。
就活を行う際には大抵の人が幅広い企業にエントリーしています。
色々と調べていくうちに本命の企業が絞り込まれていきますが、本命の企業に採用されるとは限りませんので、できるだけ多くの企業を調べてエントリーを済ませておく必要があります。
本命に固執しすぎて他に目を向けることをしないと、内定を取れないまま5月、6月になって一から活動を再開する羽目になりますので、非常の効率が悪くなります。
同時進行しておけば、万が一上手くいかなくても他に働いてみたいと思える企業に出会える可能性がありますので、スケジュール通りに進めることが可能です。
視野を広く持つという意味でも様々な企業に目を向けてエントリーしよう!
最近の動向として、5月以降になると急激に選択肢が狭まってしまい、序盤に内定を勝ち取ることのできなかった学生達がまだ採用活動を行っている企業に集中してしまいますので、中小企業であっても厳しい競争を強いられることになります。
実際のエントリー数を調べてみると一人で30社程度というのはごく普通のことであり、中には40社を超える人もいます。
エントリー数が多い人が皆上手くいくというわけでもありませんが、選択肢が少なくなれば希望に沿うような活動になりませんので、数多くの選択肢を確保するためにもエントリー数はある程度確保しておくことが大切です。
このようなリスクヘッジのできない学生は思わぬ事態が起こった時にスムーズに対応できず、内定をもらえないまま卒業を迎えてしまったり、内定をもらっても希望をするような仕事ではなくて入社する前から続けていきたいという意欲が出てこなかったりといった問題が生じます。
視野を広く持つという意味でも、様々な企業に目を向けてエントリーを検討してみることが重要です。
一つだけ注意したいのが、経団連の指針に沿ったスケジュールが基本ではありますが、それよりも早めに動き出す企業もあるという点です。
気がついた時にはエントリーが終わっていたというケースもありますので、応募先に合わせて細かな調整を行っていかなければなりません。
特に経団連に加盟していない企業においては早い時期から動き始めることが多くなっていますので、企業の動向はこまめにチェックする必要があります。
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