明確な目標や目的をもって就職をしている人は少数派
「就職氷河期」と呼ばれていた時代と比べると大きく改善されているとはいえ、現在もまだ就活生にとって厳しい状況が継続していることは同じです。
2021年卒の大学生ならば、2019年が始まった段階ですでに勝負は始まっているといっても過言ではありませんし、むしろこのタイミングで目標とする企業や業界が明確に決まっていない状況ならば「遅い」といわざるを得ません。
現役で就職が決まらなくともフリーターとして時期を待ち、気に入った環境で働ける状況が手に入るのを待つという選択肢もないわけではありません。
現に、こういった選択をしつつ気に入った仕事に就くことができている人もたくさんいますが、特に大手の企業に関しては「現役」が一つの大きなポイントです。
多くの企業が「中途採用」を採用していて、必ずしも現役でなければ就職することができないとは限りません。
もし、希望している企業に現役で就職することができなかったとしても、一旦別の環境で時期を待ってから再度挑戦するという方法もあります。
しかし、その際の難易度は現役の状況とは格段に変わってしまうため、数年を要しても希望している企業に就職することが果たせない可能性も少なくありません。
そもそも、明確な目標や目的をもって就職をしている人は少数派です。
「できることならば働かずに生きていきたい」と思ってる人は意外と多いです
多くの人は「何となく」で就職先を決めていて、場合によっては「内定をもらえたから」という何の根拠もない理由で就職を決めることもあります。
働かなければ生活することができない状況であれば当然ということもできますが、根拠なく仕事を決めてしまうと「早期退職」の原因になる可能性が高くなってしまいます。
ただでさえ新入社員の早期退職が問題視されている昨今において、その状況を自らが起こすことには何のメリットもありません。
1度や2度ならば大きな問題にならずに済む可能性もありますが、だからといってリスクを気にせずに離職を経験しても良いということにはなりません。
可能な限り離職のリスクを少なく減らし、一度も離職を経験することなく生涯のビジネスライフを過ごせることが理想的です。
それにより、自身のキャリアパスプランが明確になるとともに、不要なリスクを回避しつつ明確なプランを立てることが可能です。
日本人が就職をする理由は、とにもかくにも「日常的な生活を成すため」で、やりたいかやりたくないかに関係なく仕事をして収入を得て、それによって基本的な生活を成していきます。
中には「仕事が生きがい」だと感じている人もいますが、根本的に多くの人は「できることならば働かずに生きていきたい」という思うを持っています。
つまり、働かずに生活するための方法を知り、それを実現する方向性で進んでいけると理想形に近づくことができるわけです。
とはいえ、それを実現できる人はほんの一握りです。
たとえば「不労所得」で生活を成していきたいと考えていても、実際にその状況を手に入れようとすればそれなりの資本が必要になってしまいます。
両親が莫大な資産を持っていたり、何らかの理由で本人に自由な資産があれば問題はありませんが、そうでなければ一時的にでもやりたくない仕事をしなければいけないことを覚悟しましょう。
就職先を決めるポイントは「やりたいことができる環境なのかどうか」
仕事をすることの意味は「お金を稼ぐ」ということであり、それは生活をするために必要な選択肢です。
他に何らかの方法でお金を稼ぐことができるのであれば働く必要はなくなりますが、一時的な資産を構築するだけでは一生涯の生活を保障することにはならないため、その点も含めて考えていくと「就職する」という選択肢の有効性が如実に際立ちます。
大企業から中小企業までさまざまな選択肢がありますが、実際に就職する先を決める理由は「やりたいことができる環境なのかどうか」がポイントです。
如何に有名企業へ就職することができたとしても、そこでやりたいことがひとつもできないようではまったく意味がありません。
むしろ、その会社で働いている人以外は誰も存在を知らない状況だったとしても、やりたいことができるならば環境としては優れていると考えることができます。
自分自身が何をしたいのかをあらかじめ明確に整理しておいて、その目的を実現するための手段(選択肢)としてどのようなものがあるのかを調査しておけると、それが就職先を決める明確な根拠になります。
大まかな目標だけでも良いのでしっかりと決めておくと、就職後に環境に対する不満を感じるリスクが少なく済むのでおすすめです。
また、それに加えて企業の明確なブランディングも把握できればさらに良い結果が期待可能です。
現役で希望する企業に就職することができれば最高の結果ですが、必ずしもそれが難しい場合にはフリーターになることも辞さずに明確なプランニングをすることが重要で、その結果、1年や2年就職することが遅くなってしまったとしても、適当な環境に就職して早期離職を経験するよりはマシです。
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