ベンチャー企業なら裁量権を有することができる
新卒で就活をする人の中には、ベンチャー企業を目指している人も少なくありません。
ただ、新卒でベンチャー企業を目指す人はその終活で失敗をしないように気を付けなくてはいけません。
ベンチャーは、裁量権はありますがその分今後の保証が存在しないこともあり得ます。
新しいことを行うことと引き換えに自分の将来の立場が危うくなっては意味がありませんので、その点を良く考慮して対策を行っていきましょう。
2010年代以降になると、ベンチャー企業に就職をしたいと考えている学生が多くなっているというデータが発表されています。
なぜこうした傾向がみられるようになったのでしょうか。
大きな理由としては、裁量権を有することができるということです。
大手の企業に入社すると、自分の考えるように行動できなかったり、組織の一員としてやりたくない仕事を任されてしまって利する機会も増えていきます。
そうした環境下で仕事をしていると不満が溜まって行ってしまい、結果的に短期で仕事を辞めてしまうことにも繋がります。
一方で、ベンチャーというのは主体的に社員が働く場所でもあるため、大手の企業にありがちな命令をされて動くということがあまりありません。
もちろん、指示に従って動くことはありますが、裁量権は自分に存在しますので主体性を保った活動ができる可能性があるのです。
こうした利点が、多くの学生の心に響いている現状です。
大手に比べて出世が早い
ただ、上記のように大手の企業のような安定性が存在するかどうかはわかりません。
基本的に、ベンチャー企業というのは新しい分野に対して力を入れていく会社ですので、その分野で投資を行って成功するかどうかは未知数です。
反対に、大手の企業は非常に安定している傾向があり、突然倒産をして生活をすることができなくなってしまうようなこともほとんどありません。
福利厚生も充実しているわけですから、社会保障の観点からも将来的な立場を約束されます。
ただ、やはり自由度という観点からはベンチャー企業の方が有利に働く実情もあります。
主体的な勤務ができるようになりますので、例えば上司から指示を仰がないと行動をすることができないと言った面倒な事にはなりません。
また、その人の能力がダイレクトに評価される側面もあります。
日本の企業の中には、大手であっても年功序列的な配慮が未だにされていることがあります。
一定以上の能力がある人であっても、年齢が一定年齢に達していないため立場のある役職を貰えなかったりするわけです。
ベンチャーの場合は、出世が早期になる可能性が高いです。
上司との距離感が近く裁量権があるため、責任は伴いますが本人の能力が反映されることになります。
そして、結果が出るとそれは自分の手柄になりますので出世が早くなる可能性があるわけです。
あまりよくないベンチャー企業の特徴
実は、このようなベンチャー特有の考え方は就活をするときに優良な企業を探す時に非常に役に立ちます。
ベンチャーは、裁量権が個人個人に与えられていることが多いため、独裁的に会社を運営しているところがあった場合にはそのような会社はあまり良くないということがわかります。
同じように、一般企業と同じように年齢序列的な態度で給料を支払っていたり役職が決められたりしている時も普通の会社との区別が存在しないわけですから、あまり良くない会社だと簡単に判断できます。
また、どのような会社から融資あるいは投資を受けているのかを把握することがとても大切です。
新しい分野で仕事を開拓していくベンチャーには、多くの支援企業が付いていることがあります。
リスクが大きくてもその分野で成功するとリターンが大きいため、将来性が存在すると考えられている企業には非常に大きな支援が行われていることがあります。
反対に、新しい分野で活躍しているにもかかわらず周囲からの支援が存在しないときには、あまり将来性がないと社会的に考えられていることがわかります。
そうしたところに就職をすると将来的な不安が先立つことになりますので、失敗に繋がる可能性を否定することができません。
社員の入れ替えが早いのもよくない会社の特徴
さらに、面接時での対応も大切です。
一人一人に裁量権が与えられているとは言っても、そこには責任が伴うわけですから態度が悪い社員が存在する場合には良くありません。
自由に仕事を行うことと責任を持って自由に仕事を行うことは全く違います。
ですから、こうした外見上の違いを見て判断することも就活には大切になります。
基本的に、ベンチャー企業は従来とは異なる部分で勝負をしていく企業であるため、その時代によって移り変わりが激しい企業でもあります。
実際に、あまり良くない会社では社員の入れ替えが早くなってしまいます。
将来的な不安を覚えて、一つの会社で在籍することが難しいと判断する人が多いからです。
それにもかかわらず、ずっと同じようにベンチャーとして会社運営を行っているところは非常に優秀な企業である可能性があります。
ですから、失敗をしないように慎重に検討することが大切です。
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