見学コースを見ても全く意味はない
就職活動の企業選びで成功したのは会社の雰囲気を良く調べたからという事は良くある事です。
会社の雰囲気を見ればその会社の状態が最も良く出ているという事にもなるのかもしれません。
下手な会社発表の数字を見るよりも、実際にそこで働いている人の顔や表情、態度などを見るのが一番その会社の事を理解できるという事になるのかもしれません。
ただ、その場合でも会社が指定している見学コースなどを見てもあまり参考にはならない。
そのようなコースは意図的に会社の見せたいところが集まっているというだけの事ですから、実際に見るべきは自分が配属される事になりそうなところという事になるのかもしれません。
それは見学コースなどとは全く違うモノとなっているという事は良くある事です。
基本的に企業は世間に見せる所と見せないところで分けてしまっていると考えなければなりません。
見せて良い所はびっくりするような好待遇になっていますが、そうでないところはびっくりするぐらいの悪条件での仕事環境になるという事は当たり前のようになっています。
ですから、見学コースを見ても全く意味はないと考えておく必要があります。
実際に自分が配属される普段の仕事場の雰囲気を見なければ、その会社を選択しないという事を考えても良いかも知れません。
これは上場企業などの会社でもよくある事で、配属される職場を見せないという事は当たり前のように行われているのです。
企業側の理由としては配属先は未定なので、何処になるのか分からないのに見ても意味は無いという事を言うわけですが、実際には配属されるところはだいたい決まっているわけですから、この回答は嘘だという事になります。
企業のいう嘘に騙されないという事も大切な事です
ほとんどの企業が雇用をするという事を決めている段階でその人の所属先は確定しています。
少なくともどの建物で働くのかというような事はまず確定していると考えて良いでしょう。
決まっていないのは、どの下に入れるのかという事だけで、指導者が決まっていないというぐらいの事だと考えると分かりやすいかもしれない。
ですから、自分が働くことになるところを見せないという事をしている時点でその企業は就職活動から外すという事をしても良いでしょう。
分からないところは見せられないものがあるというように考える他ありません。
ここで企業のいう嘘に騙されないという事も大切な事です。
基本的に就職活動で会社選びをしている時は選ぶ側が有利な状態にあるわけですから、その時に会社が何かを隠すというような事をしているのであれば、それはまず選択肢から外すという事を考えた方がいいでしょう。
例えばフレックスのあるなしなどについても、配属される部署によって変わります。
ですが、ほとんどの部署でフレックスが使えるので、恐らくあると考えて良いのではないでしょうか。
というような返事が来た場合には、まず使えないというように考える必要があります。
使えるのであれば、それを明言するのが普通ですが、そうしないという事は隠したい何かがあるからということになります。
例えば営業の様なお客様を相手にする部署の場合は使えませんが、それ以外は使えますというように答えるのが普通でしょう。
そうしないのはそう答えられない理由があるという他ない。
就職というのは人生が決まる最も大切な所
つまり、就職活動時の企業選びは極めて冷静かつ、慎重にチェックをしなければなりません。
良くあるのはあるといっていたものが無くなるという詐欺の様なもので、上記のフレックスも良くありますが、アパートなどの補助システムなどもよくある手口ということになります。
会社がアパート代の80%程度を支援するというような事が福祉などであるという事がありますが、これも正確ではない事があります。
入社して3年で無くなるというような事になっていたりと、こうした事は企業は平気でやってきますから、このような事に騙されることが無いようにしなければならない。
会社の雰囲気を見るというのは就職を考えるのであれば必須とも言える事ですから、これが出来ないというような事であれば、まずその会社は信じるに値しないという事を考えなければなりません。
就職というのは人生が決まる最も大切な所だと考えて良いでしょう。
これから最も人生の中で長い時間を過ごすことになるところを決めるわけですから、その企業選びは慎重すぎるという程にならなければなりません。
自分が配属されるであろう仕事場を見ないでそのような重大時を決めることが出来ると考える方がおかしいと考えなければならないはず。
今の企業は従業員を単なる作業員としか考えてはいません。
というのは、終身雇用制という極めて日本人らしいシステムを放棄してしまったことを見ればその事は良く分かるはずです。
経済的に苦しくなったという事は分かりますが、既に企業は従業員は一緒に生活をしていく仲間ではなく、作業員という位置付けにしてしまったわけですから、そこに入るという事を考えておく必要があります。
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