常に需要と供給が見込める不動産業界は安定している会社が多い
就職活動を行っている学生さんや社会人の方の中には、どのような業界で仕事をするのが向いているのかどうかを正しくチェックできずにいることも珍しいことではありません。
誰でも最初は初めての業界で仕事をするにはかなり緊張をしてしまうものですが、これは普通のことと考えることができるので、ある程度は楽に考えてみることも良い方法です。
就職先を探していると、不動産会社などで社員募集を行っていることも目立ちます。
不動産の場合では取り扱っているものが非常に高額になることから、何となく心配に感じてしまうこともあるのではないでしょうか。
この点については業界分析を行ってみることも大切です。
業界分析では不動産業の場合、比較的安定していることが分かります。
ジャンルにより違いはありますが、大きく価格変動をしてしまうことが無いこと、そして常に需要と供給が見込まれること、価値が大きく下がってしまうことが少ない分野として考えることができ、難しい仕事というイメージではありますが、会社自体は安定していることがかなり目立ちます。
では仕事内容を解説してみると、この業界でも沢山の仕事に分けることができます。
会社によって当然ながら違いはありますが、男性社員の場合は営業職が最も人数が多い業界です。
賃貸住宅の営業職
不動産業の場合、大まかに分けると3つのジャンルがあり、それによって営業職の仕事内容も大きく変わります。
例えば賃貸住宅の仲介を行っている会社は全国に沢山存在しています。
既にテレビコマーシャルなどで有名な企業も沢山あり、賃貸の仲介業務では店舗型営業が一般的です。
お店に物件探しに来てくれたお客様に対して営業をすることになり、条件などを細かくヒアリングした上で、最適に感じる複数の物件を案内するというスタンスです。
この営業職の場合、お客様の要望に応えて各々異なる生活環境に合った物件を案内することで初めて仲介手数料を利益にできるという内容です。
新築物件の営業職
他には新築物件の営業職というものも存在しています。
マンションでも戸建て住宅でも自社にて建設した物件を販売するという営業職です。
主に新築物件に該当しているのですが、アプローチとしてモデルルームを公開して、見に来て下さるお客様の案内業務から販売契約につなげることをメインにしています。
このタイプの営業職は数千万円もの金額が動く内容なので高度な営業力が求められる傾向にあります。
賃貸物件の売買の営業職
最後に賃貸物件の売買を行う営業職も存在します。
例えばオーナーが手放すことを検討しているアパートなどを第三者に販売することを仕事にしていたり、空き地の売買や戸建て住宅の売買など、中古物件を対象にして営業をする仕事があります。
このケースでは新築住宅の販売職と比較すると、価格が最初から明確にされていないことが前提です。
当然ながら仲介手数料などを考慮すると、少しでも高く売った方が利益を大きくすることができますが、長期化してしまうとマイナス的な要素があるので、決して楽ではありません。
価格交渉などを上手く行える方が向いていると判断しても間違いではありません。
会社の窓口!事務職
このような営業職の他にも、事務職で就職することも可能です。
一般的な不動産会社の場合、仲介をメインにしているのであれば、電話の受け付けを行ってアポイントを約束すること、お客様と営業スタッフの間に入って取次ぎを行う仕事です。
管理会社として運営をしている場合では、仲介業務とは異なる事務職になります。
管理会社では入居者さんからの困り事やトラブルなどの電話を受けることが多々あります。
水道関連の水漏れの不具合や、騒音問題のトラブルや、共用スペースのゴミ問題などでクレームが来ることが多いものです。
会社の窓口として仕事をすることになる大切な職業でもあるので、相手側に好まれる方が向いている仕事です。
作業系のお仕事!巡回
この業界で仲介業務だけではなく管理全般を行っている会社の場合は、営業職と事務職の他にも作業系のお仕事も存在しています。
就職する際に営業や事務は無理と感じてしまっている方には向いている傾向があり、その仕事内容を解説すると巡回と呼ばれている仕事があります。
巡回とは賃貸アパートや賃貸マンションなどを管理している物件に対して、定期的に物件の掃除をメインに行っている職種です。
普通の掃除人とは少し異なっており、例えば共用スペースに設置されている照明器具などが切れてしまっている際に直ぐに電球交換を行ったり、集合ポストなどが設置されている物件では定期的に廃棄されたチラシの回収などを行うことも欠かせません。
掃除の範囲は共用スペースに限定されているのですが、屋外に設置されているダストボックスを綺麗に保つ仕事や、何かしらの入居者に対するお知らせがあれば、共用玄関に掲示物を貼り付けたりすることもあります。
入居者さんからの要望を聞くという場面もあります。
生活上困っていることや不具合に感じていることをヒアリングして、管理会社の仕事と判断できた際には、直ぐに会社に伝えるということもかなり重要な仕事になり、不動産の仕事では最も基礎的でベースを作っている職種になります。
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