永久就職は存在するのか
会社の人間と同じで寿命がありますが、一昔前人気だった会社がいつの間にか人気をなくしていることが少なくありません。
ある時ブレイクしたお笑い芸人のように一時期は凄い人気を誇った企業もありますが、時間の経過とともに人気がなくなりいつの間にか忘れ去られてしまいます。
例えば、昭和30年代からは白物家電が人気になりどの家も生活レベルを上げて白物家電を購入し豊かな生活を目指した時代でした。
そのような時代が平成の初期の頃まで続いていましたが、当然ながら白物家電を作る会社は大儲けです。
当時は、『電化製品の会社に就職できれば将来は安泰』と言われていました。
少なくとも電化製品が生活の中から消える可能性はほとんどないからです。
このような予想は誰でもできますが、電化製品が売れない時代を誰が予想したでしょうか。
これは銀行についても同じことが言えますが、高度経済成長期は『銀行は絶対に潰れることがない』と言われていました。
ところが不動産バブルが崩壊し債権回収ができなくなったところで銀行も倒産しかけているところが多くなり合併などを繰り返しています。
このように考えると、高度経済成長の時期に世間から認知されていた永久就職と言われるものは実は存在しないのかもしれません。
存在したとしても常に右肩上がりの事はなく、入社した時は右肩上がりでもいつの間にか右肩下がりになっていることがよくあります。
ベンチャー企業のデメリット
このように、会社を少しずつ生まれ変わっていきますがその中でひときわ注目を歩いているのがベンチャー企業になります。
ベンチャー企業は、今までになかった企業の形を採用しており若い人から人気があります。
中には、カリスマ的な人もおり、あまりにも人気が出すぎて事件に巻き込まれてしまった人がいましたが、それだけ勢いがある会社ともいえます。
大手企業で将来性がないところに就職するよりはベンチャー企業で就活を行い、会社とともに右肩上がりを経験しても良いかもしれません。
ただ、当然デメリットを考えておく必要があります。デメリットの1つは、途中で倒産する可能性が高いこと。
これは、計画倒産なども含めますが最近の経営者は会社をすぐたたむことを基本としている人が多く、業績が悪くなり時代が変わったとすればすぐに新しい会社を作り始めます。
このように、焼畑農業のように次々と新しい会社を作っていき古い会社をつぶしていくスクラップ&ビルドの考え方が頭の中に入っている必要があります。
それに応じて自分を形を変えていくことで成長していく位の気持ちが必要になり、時代もそれを求めていると言うます。
そうでなければ、従来からある大手企業や中堅企業が勤めるのが良いかもしれません。
要するに、流行についていくことや変化に敏感な人はベンチャー企業でもやっていけるだけの能力がありますし、そこで出世することを決して難しくはないでしょう。
少なくとも、既に化石と化している年功序列制を頑なまでに貫いている会社に就職するよりもよっぽど可能性があります。
就職するうえで覚悟が必要なこと
就職するならば、そのまま将来の安定が約束されていると考えず常に変化に対応していけるだけの人物になっておくことが大事です。
そのためには、情報を常に仕入れておくことが重要です。
最近はインターネットの情報が中止になりますので、昔の数十倍速いスピードで情報が切り替わっていきます。
5年前に流行したものはすでに古臭いと言われており、いつの間にか自分が入った会社を形を変えている可能性があるでしょう。
ではどのように情報を手に入れたら良いかと言えば、まずは本を購入し学ぶことが大事になります。
もちろん購入して読んだからといってすぐに成功につながるわけではありませんが、これを継続して続けることで世の中の流れに少しずつ敏感になっていきます。
新聞に関しては賛否両論がありますので、読んでみても良いかもしれませんがそれなりに弊害があることを覚悟しましょう。
基本的に新聞はテレビなどと同じく一方的に情報を提供しているだけですのでその情報自体に信憑性がなければ、結果的に嘘の情報を信じてしまうことになりかねません。
ですが、事実としてそのまま報道され伝えられているものもありますのでうまく取捨選択することが大事になります。
嘘の情報に惑わされない
インターネットの情報は非常に大事ですので、これは欠かさず見ておくことが必要になるでしょう。
それと同時に身に付けたい知識は、本当の情報を見抜く力です。
確かにインターネットの情報は、非常にたくさんあるため調べようと思えば調べることができますが、逆に情報が多すぎてどれが正しいのか分からなくなってしまうことがあります。
また、素人が情報を発信していることから、いい加減な情報も多く気をつけなければならないところです。
このような場合には、本を購入ししかもセミナーなどに出ることによって十分に情報を精査してから自分なりに良いと思った方向に進むべきです。
何も1つの会社に縛られる必要はなく、転職を前提に就職しても良いのがベンチャー企業といえます。
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