入社したらまさかのブラック企業だった
就職はその後の人生を決めかねない重大な事にも関わらず、就職活動の企業選びで新卒の基準で大企業なら失敗しないだろうと思って入社したら、ブラック企業だったなんてことも起こり得ます。
就職で失敗しても転職して取り返せると思っている人もいるかもしれませんが、転職で給料や労働条件が上がるのはほんの一握りで、現実はさらに条件が悪くなっていきます。
そこで失敗しない新卒時の就職活動での企業選びの基準について考えてみました。
自己分析をしっかりする
まずは自分にとっての理想の企業を選ぶ前に、自分の適性と企業のニーズが合致しているのかを知るために自己分析をして自分の適性を探ります。
何故なら自分にどんな適性があるのかを知っていなければ、全然自分に合っていない企業を選んでしまい、たとえ運よく入社できたとしても仕事を始めた後に苦労する事になり、最悪続けられずに辞める事になるからです。
また自分の適性をしっかり分析していれば、就職試験にて自分の売り込みを効果的に行えるようになるからです。
自己分析で自分の職業適性を知った後に、次に行う事は自分がどんな事に興味があって、どんな会社で能力を発揮できるかを考える作業を行います。
その方法としては、自己分析をしつくす事はすぐには出来ないでの継続して続けつつ、就職する相手である企業や職種や業界などの研究を行います。
自分だけのブレない軸を作れ
この自己分析と企業や職種や業界などの研究を繰り返しているうちに、単なる漠然とした憧れや他人から聞いたイメージに過ぎなかった企業に対して、この企業に入社したら自分はどんな仕事をしてどんな事を達成して行くのかを具体的に考えられるようになってきます。
この作業は自分の嫌な部分も見たり、子供の頃から夢見ていた企業に適正がなかったなどの現実を知る事になるため苦痛な作業ですが、しっかり行う事に因って企業選びのしっかりとしたブレない軸ができます。
しっかりとした軸が出来れば、自分の適性のある企業や業界だけを目指せばいいので企業選びは断然に楽になりますが、そこまできっちりできる人は少ないので、企業を選ぶ時の軸は次のような抽象的な漠然としたものでも問題ないです。
軸の例
例えば、TVや雑誌や新聞などで頻繁に出てくる憧れのカリスマ経営者の下で働く事を軸としてもいいし、すごく稼げるチャンスが多い外資系の企業や成長著しい業界で働きたいというのでもいいし、自分の大学で専攻した学部の知識を活かしたり、自分が昔からやって来た趣味を生かしたいでも十分軸になります。
他にも自分自身がその企業で働いてスキルをみがいて成長して行きたいでもいいし、そこで磨いたスキルや人脈を活かして将来独立して会社社長になりたいという物でも企業を選ぶ軸になります。
だけどどうしても軸が見付けられない人がいても悲観しないで欲しいです。
自己分析と企業や職種や業界などの研究を繰り返してもなにも漠然とした企業を選ぶ軸が見つからないとしても、就職活動を続けているうちに、企業とふれあって興味が沸いて軸が見つかる事もあります。
OBやOG訪問で実際にその企業で働いている人の話を聞いて、仕事を楽しむ人が多い事を知ったら、それらの企業に就職出来たら同じように仕事を楽しむことが出来るという事も軸になります。
これらの企業を選ぶ軸を作る理由は、なにも会社選びにだけ役に立つというのではなく、就職試験を受ける時に書く履歴書やエントリーシートの志望動機を書く時にも役に立ちます。
また就職試験が進むと何度も行われる面接試験でも志望動機を聞かれるので、その時のもその会社を選んだ軸がしっかりしていれば、どんなに質問攻めをされてもブレないで乗り越えられます。
起業を選ぶ軸である理由がしっかりしていたら、もう受ける会社は自ずと決まって来るので楽ですが、どうしてもそういった入社したい理由や目的が見つからない場合には次のような活動が有効です。
自己分析で迷ったらこんな方法も
企業では就活の時期になると新卒学生向けの説明会を頻繁に開催します。
その企業説明会などでは社会人であるその会社の従業員の生の声を聞けるので、その話を企業を決める時の基準にしても問題ないです。
また企業の創業者の自伝が書かれた書籍や、自己啓発本の中にもそういった企業を選ぶ時に役立つ事が書かれている事もあります。
他にも狭い業界だけを見続けるのではなく、畑違いに感じる業界でも気になった企業があるなら、そちらの企業も分析して目指している業界との共通点を探しているうちに、もっと自分に適した企業を見つけられる可能性も存在します。
それ以外にも学部や学科レベルで企業を選ばないで、もう少し大きな枠組みで文系と理系のどっちが適した企業なのかで選んでいく方法もあります。
それでも企業を選べない場合には、兎に角どの業界や企業が自分に合っているのかを知るために、手あたり次第に入社試験を受けて行く方法もあります。
何故なら入社試験の面接を受けているうちに、面接でしか解らない業界や企業の情報に触れる事が出来て、企業選び少なからずも役立つ可能性があるからです。
キャリサポ就活は就活の勝ち組になるための必勝術を配信します!