ホワイトかどうかは新入社員に聞くべし
就職活動をするなら新入社員に優しいホワイト企業を探すべきです。
ブラック企業かホワイト企業かの違いは就職活動をしていてもある程度の判断をすることは出来ますから、新入社員に話を聞いてみるという事をするのもいいでしょう。
ブラック企業の場合は入社してすぐにその正体が分かることになりますから、既に新入社員の人達がその企業の状態を把握しているという事があります。
ただ、ここでいう優しいというのは扱いが良いという事では無く、適切な仕事を適切な報酬で仕事の対価として与えることが出来ているということを意味するのであって、甘やかすという事でもなければハラスメント的な事をしていないという事でも無いという所が注意点という事になります。
基本的にブラック企業ほど外面は極めていいので、就活時にはその内面の顔を知る事が出来ないという事が良くあります。
特にブラック企業は社員に対して口止めなどもしていますから、まず正攻法ではなかなか会社の本質を聞くことが出来ないという事を考えても良いかも知れません。
特に会社にどっぷりとつかっていて、抜けられなくなっている人からすると、ブラック企業だと分かっていても、そこから抜けられないという事を自分も自覚しているという事があります。
ですが、新入社員の場合はそこまで抜けられないというような感覚にはなっていないと考えられますから、聞けばかなり真実を話してくれる可能性は高いと考えて良いかも知れません。
ただ、聞く新人さんは研修中のような人に聞いてもあまり意味はありませんから、実際に仕事を始めていて会社の組織の末端として動いている人に聞くという事を考えるべきでしょう。
ブラック企業は研修中からその正体を出してくる事もありますが、研修中はまだ姿を隠すという事も最近はよくあります。
研修は外部に委託をすることで、関与していないというように見せるという事もありますから、外部に依頼をしている所なので大丈夫というような事もないという事を考えておく必要があります。
離職しなければならないほどの理由
最もブラック企業かどうかが分かるのは、離職の割合というものを聞くのが良いかも知れません。
これを具体的な数字で答えることが出来ている人であれば、その会社がブラック企業かどうか分かる事になります。
離職率が極めて高く、まともに定年まで会社に居る事が出来ないという事であれば、それは確実にブラック企業と考えて良いでしょう。
日本において会社を退職するという事は極めて大きなリスクを背負う事になりますから、それをほとんどの人がするという事は、確実に何かの原因があるという事になります。
その原因は退職という人生において極めて大きなリスクを背負ってでもする必要のあるものということになりますから、この理由がどんなものであったとしても、まずブラックな理由となると考えて良いでしょう。
数字という物は極めて明快にその会社で起きている事を証明するものとなります。
口コミの様な人の意見の場合はその人の主観が主になるので、客観性を欠くものとなる事がほとんどですが、離職率のような数字は極めて明確にその会社の状態を浮き彫りにするものといえます。
離職率が一般的な企業とはかけ離れているような会社は間違いなく一般的な会社にある問題以上の何かがある事は間違いない。
この事を考えて就職活動は行う必要があります、間違ってブラック企業に就職してしまうと、それから退職するまでの時間は無駄になってしまうという事にもなるわけですから、これは極めて重大な事だと考えなければなりません。
このキーワードに注意
就職活動中に企業のいう事はまず信じる必要はありません。
ハッキリ言えば表向きの言葉で覆いつくされていますから、そこから真実を見つけることは難しいといっていいでしょう。
待遇や給与などの数字については最初はそうなりますが、このようなものも企業は簡単に変更することが出来ますから、待遇や給与などで選択するという事は避けた方がいいでしょう。
フレックスなども気になるかもしれませんがそのようなモノもあってもなくても関係ありません。
特に『仕事により』というような条件がある場合には、まず自分達の好きに出来ることではないと考えておくべきです。
ブラック企業というのは、常に言葉で明言するという事をされてきます。
給与や待遇にしても『要相談』という言葉がついてきたり、『部署により』というような言葉が出てきたりしますから、こうした言葉があるようなところは避けるという事をすべきでしょう。
ブラック企業とホワイト企業の境目というのは極めて分かり易くて、ホワイト企業は自らの責任を明確にしてそれを文書などにして相手に伝えるという事をしますが、ブラック企業は自分の事は極力あいまいにして、相手に対しては極めて冷酷に責任や義務を要求するという事をします。
そのため書類や文書などで証拠として残る物は決して作らないという事をするわけです。
口だけで誤魔化すところはブラックと考えて良いはずです。
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