就活性の就活状況を表す数字『就職率』とは?
就職率は就職内定率ともいわれ、就職決定者数を就職希望者数で割るという計算式で得られる数字になります。
この数字は就職を希望している人のうち、どれだけの人が就職したか、または、内定をもらえたかを表す割合です。
しかし、この数字はあくまで就職を希望している人の中で就職が決定したという人の割合で、就職を希望していない人については計算の中に含めずに出されます。
例えば、進学や留学をする予定の人やニートやフリーターなどの人数は分母に含まれていないということになるといえます。
しかし、この数字は就活性の就活状況を表す数字としていろんな場面で注目されているのです。
就職活動を行っている人にとっては早期内定はありがたいことであるといえます。
早めに就職が決まると、それまで就職活動をしなければならないといったプレッシャーや採用されなかった場合にはどうしたらいいのかといった不安感が亡くなって、安心した日々を過ごせるのではないでしょうか。
また、早期内定すれば、その後の就職のための準備もスタートしやすいといえます。
例えば、自宅から出て一人暮らしをする、地域外で家を借りて生活するといったような場合などにも家さがしを早めにスタートすることができ、良い賃貸物件を早めに抑えることができるといったメリットなどがあります。
そして、就職が決まった後は残りの学生生活をもっと自分の趣味や大学などの学業に費やすことができるようになって、生活もより充実するといえます。
内定があるということで最悪のケースが回避できるといった安心感はやはり早期の内定がもつ大きなメリットといえるでしょう。
また、それが第一志望などの志望度の高い就職先ならなおのことといえます。
早期内定の”メリット”と”デメリット”
このように、早期内定には様々なメリットがあるのです。
しかし、一見で早期内定にはメリットだけでなくデメリットも存在するといえます。
そのため、メリットとデメリットをきちんと考えた上で内定について考えて行くことが大切ということなのです。
早期に内定したということは実はよいことばかりではないといわれています。
その一つに、内定をもらっていることがさらに内定を呼び込むということにもなる場合があるのです。
例えば、海外に留学経験がある学生の場合、外資系企業や日本語だけでなく英語で業務を行う職種の企業にとっては、内定を他の企業で獲得している学生は優秀な学生に映るといえます。
そうした理由から、結果的に内定を更に獲得するということにつながっていくケースがあるのです。
そうなると、学生はどの企業に就職すればいいのかといった多くの選択肢をもつことになってしまいます。
基本的に就活で内定して実際に就職できるのは一つなのです。
どの企業もとても魅力があり、どの企業も働いてみたいと思って臨んだ就職活動ですが、多くの企業から内定を獲得した場合、どの企業に勤めたらいいのか迷ってしまうということにもなるといえます。
多くの内定を獲得した事実から、もっと良い会社に就職したいといった思いをもつ学生もいるといえます。
そうすることで、本来であれば就職をしていた企業の内定を断ってしまい、更に高いレベルの就職先を求めて就職活動するということにもなってしまうかもしれません。
そうなると、就活性にとってはメリットどころではなく、デメリットになってしまうといえます。
早期内定の注意点とは?
また、早期に内定が獲得できたといった安心感から貪欲に就活に向き合えなくなってしまうという場合もあるといえます。
もちろん人によるといえますが、第一希望の企業からの内定獲得を目指すという場合、第一希望ではない企業からの内定獲得によって目標を達成することに対してペースを崩してしまうといったことにもなるといえます。
また、そうした学生が結構いるといわれているのです。
そのため、早期内定をもらうということが100%良いことであるのかといった時に、そうではないという結論になってしまうことがあるといえます。
さらに、早期内定をもらった場合、自体のタイミングが第一志望の就職希望先の就活スケジュールと合わないということもあるといえます。
一度もらった内定の辞退を行うという場合、次の就職先が決まっていない場合にはリスクになるということなのです。
つまり、就職が決まっているがゆえに、辞退を伝えるタイミングなどによっては、次の就職先が決まっていない時に行わなければならないということも起こりうるのです。
そうなると、早期にもらった内定を断って次の就職活動をするという場合、リスクが生じてしまうということになってしまい、その時点で就職活動が終了するという可能性もあるということなのです。
そのため、就職活動を行って、早期に内定をもらうということにはメリットとデメリットがあり、その点をよく考えた上で志望する就職先を選んで就職活動を行うということが大切なポイントで、そうした点も含めて学生は企業から試されているということといえるのです。
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