第二新卒とは
大学生の中には2021年卒業後、晴れて新社会人として働く人が多いことでしょう。
しかし、安定してそのまま働く人がいる一方、短期間で離職をして再度の就活をしなければいけないという人もいるはずです。
そうした人たちは所謂第二新卒と呼ばれています。
一般的には就職後、3年以内に辞めてしまった人を指しますが、まだ若いという理由もあって第二新卒という扱いをされます。
メリットとデメリット
メリットとデメリットを挙げてみると、まず、比較的採用されやすい場合があるのがメリットと言えるでしょう。
短いながらも一応は社会人経験を積んでいるわけですので、企業側からすると再教育の手間が小さくて済みます。
そのため、積極的に採用してくれるケースも多く、無事に就活を成功できることもあるのです。
若さがあるのもメリットと言えます。
経験も然ることながら、年齢も採用の可否を左右される重要なポイントです。
長期的な目線でキャリア形成をしていきたいと考えている企業が多いため、できるだけ若く伸びしろがある人材の方が人気があります。
25歳以下の若者ならまだまだ成長させていくことができますので、年齢が若いというだけで採用してくれるケースも少なくありません。
一方でデメリットもありますが、短期で辞めてしまったことがマイナスに映ってしまうことです。
年単位で勤めた経歴でもあればまだ良いのですが、何週間や何か月程度で辞めてしまった場合、採用をしてもすぐに辞めてしまうのではないかと見られてしまいます。
採用活動には費用も掛かりますからそのような気配がある人材ですと不利になってしまう可能性も否めません。
このような良し悪しがある第二新卒ゆえに、採用されやすかったという人もいれば難しい就活だったと感じる人もいるようです。
企業からの捉えられ方は様々ですので、もしかしたらスムーズに次の勤め先が見付からない可能性も否めません。
ただ、第二新卒から無事に就職ができた人も沢山いますので易々と諦める必要はありません。
下手にフリーターや派遣になると年齢が上がりチャンスを得難くなりますから、できるだけ正社員の道で探した方が今後のことを考えたらメリットが大きいはずです。
成功させるコツ
やりたいことを明確に
第二新卒の就活を成功させるにはコツがあります。
まず、企業や業界研究を確実に行うと共に、自分のやりたいことを明確にしておくようにしましょう。
そもそも、短期間で辞めてしまう人の中には、企業や業界のことを良く調べなかったり、自分のやりたいことをよく分からないままに就活をしてしまっていたりすることが少なくありません。
それゆえに、いざ働いてみたらイメージと違っていたというギャップを感じやすく、短期間での離職に繋がってしまっているのです。
そして、同じことを再度行ってしまうのは良くありません。
また、同じような理由で辞めてしまうと、転職歴がどんどん積み重なってしまい、根気の無い人材として見られやすくなります。
一度失敗した経験を次に活かすようにしなければ安定させにくくなりますので、先の失敗を踏まえて十分な研究及びやりたいことを明確にしてから仕事探しを行うようにしましょう。
アピールポイントを整理しよう
アピールポイントをしっかりと整理しておくことも重要です。
短期での離職をしてしまった場合、一般の転職者のように強みとなる部分を伝えることが難しい場合があるはずです。
しかし、職務経歴書を作成する時や面接の時には自己PRを提示しなければいけません。
自己PRは自分を採用するメリットを感じてもらうための重要な要素ですから、魅力をきちんと整理して伝えられるようにしておく必要があるのです。
したがって、まずは、自分自身にはどんな強みがあるのか考えてみるようにしましょう。
恐らく大学生の就活の時にも同じような作業をしたはずですので、比較的整理もつけやすいかと思われます。
一度は社会人を経験しているわけですので内容を少しでも昇華させたものですと魅力も伝わりやすくなるはずです。
一貫性があることを伝える
自分のやりたいことと企業選びに一貫性があることをきちんと伝えられるようにすることも大切です。
第二新卒の場合、採用担当者からすると、また辞めてしまわないかが特に気にされます。
そこで、チェックされるのが一貫性のある企業選びをしているかどうかです。
自身のやりたいことが明確であり、そして選んだ企業がマッチするところならば一貫した選び方ができていると判断されやすくなります。
逆にやりたいことと選択した企業がミスマッチですと、何を考えて選んでくれたのかと採用担当者を戸惑わせてしまうでしょう。
それでは、辞められそうな心配を持たれてしまうのも無理はなく不採用になるリスクも高まってしまいます。
反対に言えば簡単には辞めなさそうな理由があることで有利になりますので、一貫性を大事にした企業選びを行うことをおすすめします。
すぐに離職してしまった人でもポイントを踏まえて行動すればチャンスを掴むことは可能です。
若さは宝ですから全く諦める必要はなく、次こそは安定して働ける企業を見付けるようにしましょう。
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