就活浪人になってしまう理由
意図せず就活浪人になってしまうのは誰しも避けたいところ。
同級生が社会人になる中、自分だけはまだ就活が必要な状況ではプレッシャーが掛かる上、精神的にも辛く感じるものです。
しかし、エリートと呼ばれる人の中にも失敗する人もいるようです。
高い学歴がある人ですと就活もスムーズにいきそうなものですが、ところが必ずしも上手くいくとは限らないこともあります。
2020年卒のエリート学生でも、これからのことを見据えて必死になって行動した方が良いかもしれません。
油断をしてしまう
エリート学生が就活浪人になってしまう理由にはこんなことが挙げられます。
ひとつは油断をしてしまうこと。
これは何となく理解できるところもあるのではないでしょうか。
有名大学の学生は、多くの企業が欲しがる人材であり、引く手数多ゆえにスムーズに内定をもらえそうなイメージが持てるものです。
ただ、それゆえに気持ちのどこかで余裕を持ってしまう人もいるようです。
仮にそれほど名前が売れていない学校ならば、それなりに頑張らないとまずいという意識が芽生えるところ、大学のステータスもあってか自分は大丈夫だろうと思ってしまいがち。
しかし、その余裕あるいは油断とも言える気持ちこそがチャンスを逸する原因になってしまうのです。
いくら優秀な学校の出だろうと、そもそも席がなければそこに着くことはできません。
就活をするタイミングが遅くなればなるほど席は埋まっていき、募集すらもなくなりチャンスが失われてしまうのです。
残されている募集先と言えば、出身大学には似つかわしくないところだけで、良い大学を出たからというプライドもあって、そこで働く気持ちになれないこともあるでしょう。
自分を過信する
自分を過信した行動を控えることも大切。
特に、いきなり本命企業から手を出してしまうのは危ない行動と言えます。
エリートゆえに内定をもらえるはず、そんな風に考えると失敗をします。
就活にもあまり慣れていない中、上手く立ち回れないことで内定を落としてしまう可能性があります。
同じようにして次々に本命企業を落としてしまうと、希望通りの人生を歩めず心が折れてしまうことも考えられるでしょう。
結果的に就活浪人に自分を落とし込んでしまい、プライドが傷付き、辛い日々を送る羽目になってしまうかもしれません。
そして過信こそがその原因となることがあります。
自分に自信を持つことは確かに大切ではあるものの、しかし行き過ぎた自信は判断を誤らせます。
そもそも感じている自信は単なる自己判断によるものであり、独りよがりになっているだけな場合もあるはずです。
裏付けのない自信は単なる足かせになるだけで、それにすがることでレールを踏み外してしまうこともあるのです。
内定をもらえないのを企業のせいにする
選考に落ちたことを企業側のせいにしてしまうのも注意したい行動のひとつ。
エリートと思っている自分が内定をもらえない場合、中には、見る目のない企業だったと感じる人もいるでしょう。
そして落ちたのは自分のせいではないと考えてしまうこともあるはず。
落ちた理由を考えもせず、企業のせいにするのは危険です。
内定をもらえなかった自分を振り返ることをしないと、落ちてしまった本当の理由を見過ごしてしまいます。
つまり、自分自身にこそ落ちる理由があったことを直視しないことで、そのダメな部分を改められないままになってしまうのです。
そのような思考に陥っている人が、次の企業では上手くいくのでしょうか。
残念ながら同じ経過を辿ってしまう可能性が高いと言えるでしょう。
無事に内定を獲得するには、失敗を通して自分を磨き上げていくことも必要であり、その作業を怠ることで、いつまでも磨かれない自分で勝負することになります。
成功できる人は、失敗を通して何がいけなかったのかをしっかりと分析できるものであり、下手な自信だけで勝負するようなことはしません。
次に失敗を活かすことができるのかどうかで成功率は左右されますから、きちんと落ちた理由を見据えて今後に繋げることが必要です。
一人だけでがんばってしまう
一人だけで頑張ろうとするのも失敗に繋がりやすい行動。
就活は孤独な活動でもあるため、最終的には一人で戦うしかありません。
しかし、途中の過程では協力し合って臨むことができるはず。
それをしないで一人だけでやろうとすると、視野が狭くなったり情報が入ってこなかったりと良いことがありません。
内定の可否というのは当然、相手が決めることですが、そのためには客観的な視線も取り入れながらの活動が求められます。
例えば自己分析をするにしても、自分だけで自らを知ろうとするよりも、人からのアドバイスも聞きながらの方が客観性のある内容に落とし込められるはずです。
客観性も大切にしてこそ、企業から魅力を感じてもらいやすい売り込みができるものであって、それをしないでいると独りよがりになってしまいやすいです。
エリート学生でもこうしたポイントを誤ってしまうと失敗する可能性が高まります。
いくら優秀でも十分な対策を講じて臨む必要がありますので、油断なきよう就活との向き合い方を考えてみた方が良いかもしれません。
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