この会社は大丈夫?
就職活動をするにあたり、この会社はちゃんとしたところかどうかというのを考えている学生はあまり多くありません。
いくら売り手市場であり、学生にとって有利ではあっても『人気なところ』と『そうでないところ』の差は激しく、なかなか大変です。
特に中小企業にブラック企業が多いという思い込みも手伝って、就職活動では大企業を中心に探してしまう人も少なくありません。
その一方、デメリットの部分だけを見ていたとしても、仕事がつまらないとかその仕事に対する意気込みが出てこないなどのことも考えられます。
そのため、就職活動の際には魅力的なホワイト企業の探し方を身につけておきたいところです。
ホワイト企業はどんな会社のこと?
そもそもホワイト企業というのはどういう会社のことを指すのかを知る必要があります。
一言でいえば働きやすい職場です。
ここで言う働きやすい職場は人によってそれぞれであり、例えば仕事のスタートが午前10時だとか、労働時間が短くても給料はそこそこいいなど様々です。
従業員ができるだけ楽しく働ける環境になるよう、会社側が常に努力をしているところは立派な企業であり、働く上でのモチベーションも結構高いことが言えます。
ブラック企業はこき使われるイメージがありますが、その逆をイメージし、従業員に対する愛情を感じ取れるような環境かどうかを考えればイメージがしやすいです。
しかしながら、外から見てそのような状況は分かるものなのかと思う人は多いですが、実は外から見ることができるようになっています。
それがホワイトマーク認定と呼ばれるものです。
これは2015年から厚生労働省が認定しているものであり、厚生労働省が事前に定めた基準をクリアした企業を対象とし、3年間にわたってこの会社はホワイト企業であるというのを認定してくれます。
ホワイトマーク認定を受ければ就職活動をしている学生はもちろんのこと、取引をしている企業やその企業のサービスを利用する消費者にとっても、この会社は従業員のためにしっかりと環境を作っているとして評価してくれます。
大手企業はすべてホワイトなのか
就職活動をする学生が陥りやすいのは大企業志向になってしまうことです。
これは大企業の方が福利厚生がしっかりとしているというイメージによるものですが、正しいとは言えません。
以前には大手広告代理店に勤めていた女性社員が定められた時間以上に働かされる形になり、過労死をすることがありました。
この大手広告代理店は日本国内のメディアやイベントなどを一手に担い、日本を動かすといっても過言ではないほどの活動を行っています。
つまり、『その会社は大企業だったわけですが、それでも過労死のようなブラック企業的なことが起きてしまった』ということです。
また中小企業にも立派な企業が多く、特にベンチャー企業は働き方に対する考えを強く持つ人が起業することが多く、誰にとっても働きやすい環境にしているケースがほとんどです。
給与面では確かに劣っている部分はあるかもしれませんが、それでも働きやすい環境であれば少しぐらいは我慢できる人も少なくありません。
そもそもたくさん稼ぎたい人はあまり労働環境というものを顧みないため、給与がよくて働きやすい環境であることを望む人は少数派です。
なので、中小企業を積極的に探していくことが魅力的なホワイト企業の探し方においては鉄則的なやり方の1つです。
企業を見る際のチェックポイント
福利厚生面に関して
具体的な探し方を見ていくと福利厚生面のチェックがあります。
ここで重要なのは給与の構成です。毎月これだけの金額がもらえると額面だけを見てしまいがちですが、実際はそこではなく、どのように構成されているのかを確認しなければなりません。
基本給がベースになりますが、起業によっては基本給を低く抑えて、役職手当などでカバーし多く見せているケースがあります。
これはボーナスなどを支給する際にベースとなるのが基本給だからです。
そんなことをしてでも支払いを少なく済ませるような企業のケースもあるため、基本給の部分をしっかりと見ておくことが大切です。
休みについて
一番大きいのはきっちりと休めるかどうかです。
気をつけたいのは週休2日が名ばかりなところもある点です。
何かしらの理由をつけて出勤を余儀なくされるところも中にはあります。
以前は土日は休みという企業が多く、それが当たり前でしたが、今は割合的にフレキシブルになっており、例えば平日に休みを設定しているところもあるので、土日休みにこだわる必要はありません。
ただ、週休2日は確実に確保されていることやそれ以外に休暇が設定されているところ、そして何より有給休暇がとりやすいところがおすすめです。
メリハリをつけて働くためにも、きっちりと休むことも当然のことながら必要です。
女性への待遇が整っている
近年は女性に対する待遇で様々な問題が出てきていますが、女性に対する対応がしっかりしているところは基本的に福利厚生もしっかりとしています。
育児休暇なども制度がちゃんとしており、社会復帰がしやすい配慮もなされ、企業の中に託児所を設置しているところも段々と増えてきています。
このような企業を探していけば自然とホワイト企業を見つけられるものです。
キャリサポ就活は就活の勝ち組になるための必勝術を配信します!
この記事を書いた人

- エントリーシートはどう書くべきか?企業はどんな人材を求めているのか?面接では何を見ているのか?就活生に役立つ情報をお届けします!