合同説明会とは
2020年卒の大学生は2019年3月1日から企業エントリーが始まり、就活がスタートしました。
それまではインターンシップへの参加程度でしたが、それ以降は就活サイトに登録し、企業へのエントリーを進めていきます。
そんな中で多くの大学生が参加するのが合同説明会です。
合同説明会では会場に複数の企業がブースを出し、企業の魅力や将来性などをプレゼンしていくとともに、ここにやってくる大学生を吟味し事実上の選考が始まっているケースもあります。
そのため、2020年卒の学生はこうした合同説明会に何らかの戦略を持って臨むことが求められます。
エントリーをする企業数は平均で40社程度と言われています。
3月1日から数ヶ月で平均40社のエントリーを済ませるということは40社のエントリーシートを書かないといけません。
書くべきことは自己PRなどですが、志望動機などもあるためこれらをまとめるには業界研究だけでは不十分であり、実際に説明を受けることが大事です。
そんな時に合同説明会に参加するのが大事です。
丸1日参加するだけでうまく回れば10社以上の情報を仕入れられます。
こうした説明会は団体が主催するケースや大学などが主催するケース、就活サイトを運用する企業が行うケースなどがあります。
合同説明会へ参加するメリット
参加するメリットはエントリーシートを書けるようになるだけではありません。
それまでに研究していた内容が正しいのかをチェックできることです。
業界研究といってもあくまでも大学生の立場から考えたものであり、それが正しいとは限りません。
むしろ間違っていることの方が多く、その間違った情報を参考にして就活を進めているということもあり得ます。
これでは面接の際にその部分を指摘されて落とされてしまいます。
合同説明会ではその企業に勤める社員が説明をしてくれるため、その社員に根掘り葉掘り聞きだすことも可能です。
こうした説明会に参加する社員は若手がほとんどです。
中小企業では社長が直々に出てくるケースもありますが、ほとんどのところは若手に任せています。
年齢でいえば大学生とほとんど変わらず、少し前まで就活をしていた人たちです。
だからこそ、何を考えているかというのは若手社員もよくわかっており、ぶっ飛んだ質問はしたくないとしり込みする人の気持ちも理解しています。
だからこそ積極的に質問して聞きだしていくことは大事な要素です。
イキイキとした顔をして企業の説明をしているかというのも見ておくべきです。
就活中どこかで誰かが君を見ている
企業の魅力を知ることも大事である一方、その企業の社風が垣間見えるのも合同説明会ならではの光景です。
若手社員の中には本当にこの会社はすばらしい、成長できると思ってプレゼンをしている人もいますが、何でこんなことをしなくちゃいけないのかと思って参加している社員も残念ながら存在します。
プレゼンも下手で説明にも答えられない社員もいるなど、やる気を持って参加しているのか大学生の側が不安になるような企業もいます。
エントリーを数十社する以上、内定を得てもしょうがないところにはエントリーしないというのも1つのやり方です。
ただそれらのケースは少数派であり、実際はここでの経験が大きなプラスになることがほとんどです。
説明会までの時間がないのに道に迷っていたところ、丁寧に道を教えてくれたというケースもあります。
その人がブースにいるとその優しさからその企業で働きたくなる人も必ず出てきます。
説明会に参加し選考をクリアして面接になったら、説明会に参加していた人事の社員に覚えてもらっていたということもあります。
つまり、こうした場ではどこかで誰かに見られていると思って参加しなければならず、選考の行方を左右します。
気を引き締めてかかることが大事
2020年卒の学生が中心となって参加しており、いわば戦友のようなものです。
すると、待ち時間などにどの企業を志望するのか、どの大学にいるのかなどの話になっていきます。
お互いに不安があり、それを共有したいという思いがあって話を重ねていきますが、情報共有の場になりやすく一緒に就活をがんばる仲間が増えることもあります。
こうした出会いがあるのも魅力的な部分であり、同じ大学だけでなく幅広い関係性を構築する場、そしてこの後のグループディスカッション対策になるなど、様々な要素もそうした会話には秘めています。
最初の関門であり、普段と同じスタンスで行くと痛い目を見るため、ここから戦いは始まっているんだという意識が必要です。
そして効率よく回るためにもその日に参加している企業リストを見てスケジュールを立てていくこともおすすめです。
すると、効率よく回れるばかりか選考対象となる企業が増えるため、エントリーシートも出しやすくなります。
その企業の個別説明会もありますが、そこでの説明とは違うことを話していることもあるため、参加しておくべきです。
社会と最初に触れる場所であり、今までの甘い考えが消えることを覚悟して参加することをおすすめします。
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