2021年卒から学ぶ大学生の就職難の現状と就活への心構え

2021年卒の大学生は過去に比べて楽観的?

新卒としての就活は半年がかりの長期的なイベントであり、長い人では1年間の活動を余儀なくされます。

就職氷河期というキーワードからしばらくの時間が経過して、2021年卒の活動がようやく終わった状況です。

これまでは多くの会社にエントリーして、とにかく1つでも内定を獲得するのが基本的な考え方でした。

2018年卒から学ぶ大学生の就職難の現状と就活への心構え

しかし、アンケート調査の結果では2021年卒の大学生は過去に比べて楽観的な意見を述べており、遂に景気回復による会社の採用意欲の復活かと期待が高まっています。

就職難から脱却したならば今後の就活が楽になると判断しがちですが、誰でも応募できて採用される可能性が平等にあった過去の就活よりも事態が複雑になりつつあるのが実情です。

 

時代による採用基準の変わり方

かつては会社が一から教育するスタイルゆえ、教えたことを早く身につけてくれるという意味で有名大学であるのかどうかという学歴フィルターが有効でした。

現在でも有名大学から優先して採用する会社は多いものの、入社してからのミスマッチによる退職が問題視されています

そのため、採用支援のプロによるコンサルティングやサポートを受ける会社が増えており、自社が求めている人物像を明確にしながら確実な方法で採用する流れが出てきたのです。

会社説明会に大学生が参加してくるのを待つだけではなく、大学で優秀な学生をスカウトする等の積極的なアプローチの比重が高まってきました。

2018年卒から学ぶ大学生の就職難の現状と就活への心構え

インターンによってじっくり見極める方法も増加してきており、恒例行事となっている通常の就活とは別のルートで採否が決まる事例が大きな割合となってきたのが現状です。

新卒採用ではとにかく人数を集めてから厳選するのが当たり前で、そのために会社側は多額の費用と時間をかけて説明会から順番に選考をしていました。

ところが、大学生からの参加を待っていてはミスマッチや優秀な人材の機会損失を軽減できないとして、2021年卒においてはぜひ入社してもらいたい人材だけに連絡を取っています

採用支援のシステムによって採用後の配属先まで考慮しながらの選考になっているので、会社から熱望されて内定を得られた大学生については楽だったという結果でした。

前年までに比べて楽観的な意見が増えたからといって全ての大学生に有利な環境になったとは限らないのが最も注意するべき点です。

外部の業者と連携することでピンポイントに欲しい人材だけを採用している場合では、そのアンテナに引っかからない学生は極端に不利になってしまう可能性があります。

 

在学中のインターンや学内推薦をうまく利用しよう

エントリー数が少ないのに内定を獲得できた事実は、洗練された方法で新卒採用を行う会社が増えた証です。

大学において優秀な成績を収めた学生やインターンで社会経験を積んだ学生は、大学からも推薦しやすい上に会社に注目されやすい人材となります。

いっぽう、あまり他の人間と関わらずにただ単位を取得してきた学生は、一般的に公表されているスケジュールで応募するルートのみになってしまうことで就職難になりがちです。

定期採用についてもシステム化によってスピードアップが進んでおり、もはや面接で頑張ることで自分を評価させる方法が通用しなくなってきました。

従来は処理しきれないからとりあえず一次面接まで大部分を通すという流れでしたが、合理化によって厳選してから面接を受けさせる体制が整ったのです。

2018年卒から学ぶ大学生の就職難の現状と就活への心構え

最新の事例である2021年卒のスケジュールを確認すると、エントリーが開始される時期とだいたいの内定が出揃う時期についてはほぼ例年通りと言えます。

けれども、世間に公表されている就活のスケジュールが始まる頃には、すでに有望な学生と内々で話がついている可能性が高くなりました。

最低限の条件を満たせば誰でもエントリーできる一般的な募集では、どうしても欲しい人材が出てきた時点で考えるだけとなれば、実質的に採用される見込みが薄いフィールドに自ら飛び込んでいくのに等しい状況です。

新卒採用をサポートする業者が登場してきたことを肝に銘じて、就職イベント以外での引き抜きについても注意しておきましょう。

就職活動が楽だったとアンケートで答えた学生の大部分は、在学中のインターン学内推薦によって賢くゴールにたどり着いています。

 

就職難を回避する

業界によっては入社してから競争させることを前提にしている会社が多く、就職難でも比較的スムーズに内定を得られるケースもあります。

自分の適性を知るためにも、色々な業界にエントリーすることが重要です。

全体的にエントリー数が減ってきたとはいえども、それでも新卒用のサイトで多くの会社に応募する必要があります。

自分が本当にやりたい仕事や将来をきちんと考えて、その未来につながる具体的な行動を始めることで就職難を回避できるのです。

2018年卒から学ぶ大学生の就職難の現状と就活への心構え

就活がすぐに始まる方や現在進行形の方は、空白期間をできるだけ防ぐために1つ内定をもらうのが現実的な目標になります。

もはや応募書類と面接の時に取り繕うだけでは通用しない時代だから、普段から自分の価値を高めていくことで有利なポジションを確保しましょう。

 

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