奨学金は将来の選択肢を狭める
2021年卒の大学生や高卒の就活状況をチェックすると、前年度よりも内定率が上がっていることが分かります。
以前の氷河期に比べてはいけませんが、近年もまだまだ不況が続いており、やっと景気が回復してきたと考えても良いはずです。
近年は進学率が上がっているのも特徴になっていて、学費をねん出できない家庭でも奨学金を利用することで可能となったのは、公平であると言えるかもしれません。
ただ気を付けたいのは「奨学金」という名前のローンであり、卒業と同時に莫大な借金を背負わなければいけないというところです。
そのため本当に就きたい仕事は給料が安く返済が厳しくなるので、少しでも高い企業を目指すという人も増えて、将来の選択肢を広げる一方で狭めているとも言えます。
ただ進学の方が多くなっている中では、少しでも良い企業に採用されるために大学を卒業しなければいけない、そういったジレンマを抱えているのも現状だと言えるはずです。
損額率は年々増えていて、近年ならリーマンショックなど経済危機に陥った時に減りましたが、その後は回復して伸びています。
誰もが行く時代だからこそ、少しでも将来を有利にするため奨学金を利用してでも大学に行きますが、結果として一部は返済のために選択肢が狭まってしまうわけです。
高卒採用
ジレンマを抱えた状況の中で、注目されているのが高卒採用で、学生の売り手市場が続いている中で改めて見直されています。
特に工業や農業といった専門分野では活発化しており、若いうちに採用して育てていくといった方針となるのが一般的です。
専門技術の場合、大卒であっても専攻によっては意味がなく、現状でスキルゼロと考えた時に若い方が育てやすいと考えて採用率が高まっています。
いわゆる大企業になると入社の時点で差が付けられて、給料やその後の出席に関係してくるので人によっては厳しいと感じる場合もあるはずです。
職場の選び方が重要になってきて、こればかりは本人の能力や企業の考え方、さらに運勢も関わってくるので就活中に完全に正しい職場だと見極めるのは難しくなります。
ブラック企業
テレビのニュースやワイドショー、雑誌などで「ブラック企業」が特集されるようになり、そういった企業の現状が知られるようになってきました。
これは学生にとって助かる一方で、逆に不安になってしまうという人も少なくはないです。
見極めはかなり難しく、事前に口コミなどの情報収集をしても絶対に安全だという保証はなく、面接時にチェックするのも難しくなります。
優良企業の中でもブラック化している部署があるかもしれなく、社全体としての方針である他に、一部署の暴走も考えられるわけです。
就職先というのは昭和の時代は定年までずっと勤め続けると思われ、実際に終身雇用が普通でした。
現在でも良いところならそのまま務めればいいですし、自分に合わない、ブラックだと感じたら早めに辞めるのも自分を守るために大切です。
就活で見られるのは、成績の優秀さだけではない
これまで大学生や高校生といった保護者や社会に守られた立場であった学生にとって、就活はこれまでの常識と異なるものとなります。
アルバイトの経験があれば少し有利ですが、まったく関わったことがない人にとっては、上手くいかないといった不安や焦りが出てくるはずです。
企業側としては優秀な学生を採用したいですが、社会として考えた時に成績だけがチェックポイントではなく、総合的に人材を確認していきます。
それだけに成績は良いものの、態度や言葉遣いといったところで不採用になるケースは多く、しかし、本人は優秀でこれまでの人生で挫折を知らない人ほど悩みを深くしていきます。
大切なのは大学受験で合格を目指すように、就職に関しても成績など優秀さを誇示するだけではなく、コツやノウハウを学ぶのも必要です。
就活を成功させるために
就活を成功させるためには必要なノウハウを学ぶのが良く、就職塾やセミナーに参加してみるのもよく、学校では教えてくれないコツを享受してくれます。
傾向と対策を正しく学び理解することで採用率が高まるので、何度も落ちているという人は試してください。
エントリーシートの書き方一つでも評価は変わってきますし、言葉遣いや姿勢などを正せば採用の確率は上がっていきます。
これは大卒と高卒の違いはなく、ただ社会経験が少ないということで高校生の方がやや柔軟に受け入れられる場合が多いです。
就職塾は総合的に採用されるためのノウハウを教えていき、セミナーは一分野に特化した内容となっているので、自分自身のスペックを考えて利用するのが良く、役立つサービスを積極的に活用することで優良企業を目指すことができます。
就活で大切なのは自分自身を適切にアピールできるかということで、2018年卒も同様です。
そのためには勉学だけではなくノウハウを学ぶのも必要になり、今は役立つサービスが提供されているので必要に応じて利用すると採用率を高めることができるので、積極的な利用がおすすめになります。
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