スケジュールの前倒し
年々就活に関する取り決め事項が変わってくることもあるので、最近は特に注意が必要になっています。
昨今の状況からすると、経団連加盟企業を中心に選考の開始時期が2カ月前倒しになったことがあります。
そして企業によってはそれ以前から選考を開始することもあるので選考開始時期が全体的に以前よりも前倒しになっていることです。
採用情報の公開は特段の変更はなくて3月から一斉に解禁となっています。
整理してみますと、個別企業の説明会が、3~4月に集中し、エントリーシートや履歴書の締め切りが3月になる企業が増加する、選考前の準備のための時間が短縮しているということになります。
したがって、2020年卒業者は、もうやっておくべきことになりますが、就活準備であり、自分の興味などを確認すること、それに基づいた業界・企業研究をすること、インターンシップへも積極的に参加することなどです。
まだやっていないということであれば、少なくともできることから着手することが肝要になります。
全体のスケジュール
2020年卒の学生達には、この時期もう本格的な活動の開始です。
合同企業説明会やOBやOGへの訪問などは多くの人が始めています。
早いところでは筆記試験や面接がスタートして6月頃には選考が本格化することになります。
そして6月以降は、徐々に内定者が出るという具合になります。
でも、生涯を左右することになるかも知れない企業選びで就職ですから、本当に自分に合った企業に出会うために重ねての努力が必要です。
企業にとってもかなりの投資となるので慎重に選考するということになります。
スケジュールを中心としたことは前述のとおりですが、一就活に関して大事なポイントはその他にもあります。
まずは、自己分析と自己認知です。
自分の強み弱みを正確に把握し、それらをどう生かすかあるいはカバーするかをきちんとしておく必要があります。
自分をPRするという点でなくてはならないチェックポイントということもできます。また自分自身の性格や特徴なども同時に把握することです。
そして、企業をどこにするか、自分自身に合っているかという視点を含めて、軸となる部分を決め、その後に候補企業をいくつか選定するとステップをたどります。
そしてエントリーシートや履歴書の準備をし、そのプロセスを通じて、選んだ候補企業でいいのかを確認するという作業も重要です。
もちろん、この準備作業では、これまで確認してきた自己分析や自己認知を掘り下げるということにもなり、本当にそうなのかと追求することもできます。
さらには、面接試験を意識して、作成した書類をもとに、どういう質問が来るかを予想し、質疑応答の模擬演習などを行うことも大事なります。
おおよその注意事項に関しては、これまで述べてきた通りですが、2020年卒ということを考えると、さらにいくつか考えておくべきことがあります。
いくつか考えておきべきこと
その1
その一つは、就職する企業の業種業態ということです。
このところ、世界の経済や企業活動の動きが活発であり、これまで日本で優秀とされていた企業がこれから先も優秀であり続けるということが保証されない状況となっています。
産業構造の変革も起こっていますから、人を採用するということに関して企業も神経をとがらせています。
応募する方も採用する方もそれだけ難しい局面に立たされているということです。
応募する側としては、生涯を託するにふさわしい企業であるかどうかが大事なポイントになります。
同時に、その企業が自分の仕事哲学や人生哲学からしてマッチしているかどうかもよく考えることです。
企業の寿命30年と言われたことがありましたが、その企業の寿命は誰にも予測できないところがあります。
だからこそ自分なりに自分の人生の羅針盤はきちんとしておく必要があります。
そのために自分の仕事哲学、人生哲学を極めて持ち、それを企業選びのときに生かすことが欠かせないことなのです。
その2
二つ目は、自分自身の向上です。
就活するまでには、様々なことを勉強してきたはずですが、この期間中はさらに自己啓発に励むことです。
2020年卒にとっては、これまで以上に厳しい就活戦線になるので、そこで自分自身を生かすためには、気力の充実が不可欠です。
気力を充実させるためには、常に自己啓発に励むことが何よりの促進材となります。
教育の基本原則に「忙しい人が忙しいときに忙しい人に」というものがあります。
忙しいとときこそ気力が充実しているので、学ぶことがしっかり身につくということを表したものです。
就活という忙しいときに、さらに自分を磨くための自己啓発に励めば、それがまた気力の充実につながり、学ぶことが身につき、さらには漲った充実感が成功を後押ししてくれるということに繋がります。
自己啓発の啓発という言葉は、論語の「憤せずんば啓せず、悱せずんば発せず」から来ています。
当の本人がその気になってもうじきブレークスルーするあるいは言葉としての形になりそうだというときでなければ、師匠が教えるものでないという意味ですが、その通りで、自らが自らをその気にさせることが何よりも大事だということなのです。
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