就活も大事だが、入社後のことも考えよう
2020年卒の大学生の就活は売り手市場で就職率も上がることが予想されます。
好景気ともいわれる経済状況の為か企業は人材確保に苦労しているというのが実情のはず。
そのため、内定をとるという事に関しては、まず普通に就活をしていれば問題はないというぐらいの状態になると考えてもいいでしょう。
ただ、問題はその先にあると考えるべきかもしれません。
就職をして実際に仕事をするようになると激烈な競争の中に入る事になるので、就職を目的に考えているとここで大きな壁にあたる事になりそう。
就職はあくまで仕事をする契約をしたに過ぎませんから、ここから本当の勝負が始まるという事を肝に銘じる必要があります。
就活中に描いていた新社会人生活は夢のまた夢
今の社会体制は入る時には甘い言葉で何でも出来るというような事をいいますが、まず入社して自分のイメージ通りに仕事をすることが出来る環境は与えられません。
まず下積み生活が始まると考えていいでしょう。
ある意味では就職することは、企業の一番下で競争する組織の中に組み込まれたという自覚を持つ必要があります。
その中で競争することで、勝ち抜いていく必要がある。
そして、その競争の相手はほとんどの場合において同僚という事になります。
この事に注意をする必要があるでしょう。
多くの人が企業の説明会などでは頑張れば報われるシステムになっているという事を聞くはずですが、まずそのような状態にはなりません。
このことはある程度は就活をしている学生も知っていて、頑張ろうにも頑張れない仕組みがそこには存在するという事も把握しておく必要があります。
というのは、企業の組織に入るはまず組織の一番下で雑用することを求められるようになりますから、ここでいくら頑張っても評価されることはまずありえないわけです。
企業ではトイレ掃除をいくらやってもそれが高評価にはつながりません。
朝一番にやってきて、机や身の回りの清掃をしてみんなが気持ちよく仕事をするようなことをしても、何の意味もないのです。
それどころか一番早くにくると会社がしまっていたりするので迷惑だからやめろという事をいわれるでしょう。
会社においては人と違う行動をすることはとかく嫌がられます。
人よりも仕事をするという事もなかなか出来ない環境になるという事を知っておく必要がある。
それがどれぐらい徹底されるのかというと、残業も思うようには出来ないで、強制的に帰らされる、休憩中も仕事をするような事は御法度で休まなければ逆に怒られるというような事になります。
新人で一番評価に関係してくるのは○○だ
ですが、そのような状況下で仕事の成績はどう評価されるのかというと、これは成果主義という名の上司の評価によつて成績が決まるという昔の古いシステムで評価されます。
つまり、上司の気分次第で評価されていく事になるという事を自覚する必要があるのです。
ですから、上司とのコミュニケーションはとても大切という事になります。
少なくとも自分が自分の仕事内容を決めることが出来て、自分の評価を上司にされなくなるとこまで出世しない限り、この関係性は続いていくという事になります。
ですから、実力主義や成果主義というのは名目だけのモノだという事を自覚する必要があるわけです。
では、何が必用なのかというと上司との入念なコミュニケーションという事になります。
これがあれば自分が今どうすべきなのかという事が分かるでしょう。
ここでいう上司というのは単に自分を評価する上司というだけではなくて、会社組織全体として自分に関わってくる上役たちのことをいいます。
会社は組織で動いているので自分の評価は自分の上司だけで決まりません。
このことを理解する必要がある。
その上司も会社の上からの評価がありますから、その上司が決められる裁量というのは決まっているのです。
つまり、権力がほとんどない上司の下についてしまうと、どんだけ頑張ってもそこでまともな評価を得られることはありません。
その上司には部位にいい評価をするだけの権限を与えてもらっていないからです。
勝負はここで決まる
ということは、勝負はどこで決まるのかというと、配属された瞬間にほとんどの勝負は決まっているといってもいいでしょう。
分かりやすい例を挙げると売り上げ1億の部署に配属されるのと、1千万の部署に配属されるのとでは大きく意味が違うという事です。
この差は個人の能力や頑張りといったものを遥かに超えているので、この差を覆すことはまず出来ません。
当然1億の売上の部署の人が評価されて上に登ってくことになる。
では、どうすれば、こうした部署に配属されるのかというと、それは自分が何が出来てそれが会社に対してどういうメリットをもたらすのかを明確に就活時に説明できているのかどうかで決まることになります。
就活時に何でもするので就職させてくださいという人はほぼ人手不足のところで雑用係として使われることになる。
その一方で自分の存在意義を会社に認めさせることが出来た人はエリートとして扱われるようになるのです。
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