どこで差を付けるか
年々早まっていく企業の定期採用に注意するのが、2020年卒の大学生の就活を成功させるコツです。
景気回復と共に将来の幹部候補である新人を採用する傾向にあるものの、価値が高い新卒だからといって油断しているとあっさり採用が出揃ってしまいます。
原則的に正社員として採用する新卒の採用では、どの企業も工夫を凝らした見極めをしてくるので事前の準備で成否が分かれます。
卒業から数年間ぐらいは既卒もエントリーできるパターンも増えているから、すでに就活の流れを知っている先輩とも競争になることを覚えておきましょう。
日本の定期採用は企業が一斉に動くので、初期に十分な数のエントリーをしておかないと後半で弾切れになる可能性があるので要注意です。
優秀な人材だからといって選考の途中でねじこむケースはめったにないため、順当にエントリーから審査を突破していくしかありません。
在学中からもう勝負は始まっており、賢い学生は自分が志望する業界の研究や勉強を行っています。
具体的に選考がスタートするのはみんな同じ時期ですが、その頃には見えない部分で大きな差がついているパターンが多いです。
インターンシップ制度を活用しよう
既卒は比較的緩やかな就活という時期もありましたが、現在ではインターンシップで経験を積んでおく等の明確なセールスポイントが要求されます。
インターンシップそのものは学生から希望者を募るだけの社会体験ですが、実は一次選考を兼ねていることが珍しくありません。
正社員として採用してからのミスマッチは大きな損失になるので、企業側は職場に学生を受け入れてでも適性をチェックしているのです。
かつては同じ大学出身の先輩を頼るのが定番でしたが、今ではそれと併せてインターンシップ制度で自分をアピールするのが普通になっています。
企業に応募できる時期が3月頃だからとのんきに待っていたら、いざ卒業を控えた大学生が動き出した時には目ぼしい企業の採用枠はほとんど埋まっている事態もあり得るのが2020年卒の就活です。
これまでのように運が良ければ大企業に採用される可能性もある流れではなく、新卒の採用支援システムによって自社が欲しい人材を的確に探し出す方向に切り替わっています。
本当に役に立つ人材だけを幹部候補生として迎え入れるため、数合わせで採用されることが激減しました。
エントリーの重要性
就職支援サイトによる多くの企業へのエントリーは、やはり重要です。
小規模の企業もお金を払って登録しているので、インターネットによる会社説明会への申し込みで自分の席を取れるのかどうかが入口になります。
人気が高い企業の会社説明会ほどすぐに満員になるので、他の大学生よりも早く行動するのがポイントです。
ただし、大企業については大学名によって絞り込んでいる場合もあるので、該当する大学ではないケースでは見切ることも求められます。
事前の情報収集をしっかりしておけば、自分が採用される可能性がある企業にだけ応募できます。
新卒という立場は強く、世間的な評価はどうであっても大部分の企業に応募する権利があるので積極的に行動しましょう。
いっぽう、既卒でもまだ2020年卒に交じって応募できる企業が多くあるから、諦めずに正社員の立場を目指すことが大事です。
実際に就活を体験した強みを活かして、本当に自分がやりたいことや自分に向いている業界を探してみましょう。
一般的に新卒の採用活動を開始しても良いと見なされている春になったら、採用する意思がある企業が一斉に動き出します。
初期にエントリーすることで選考に入れるので、あまり興味がない分野にも幅広く応募しておくのが鉄則です。
内定を1つも取れていないと後々きつくなってくるため、本命の前に練習をするぐらいの感覚で適当な企業で面接を受けておくのが理想的な形となります。
日本の就活ではいくつもの内定を勝ち取って、その中から選ぶのが普通です。
初めて企業と接触する大学生にとって内定の辞退は気後れする場面でもありますが、自分の将来を決める権利はあくまで自分自身にあります。
企業側も自社の都合で大勢の大学生を落としているのだから、お互いさまという話です。
もっとも、就職した企業で将来的に関係する可能性があることから、内定の辞退では相手に何を言われても失礼ではない態度で通さなければいけません。
大学に入った瞬間から就活は始まっている
企業が人材のイメージを明確にしているので、2020年卒の新卒はいかに企業に応募できる時期までに業界研究と通常の選考への理解を深めておけるのかが重要です。
人材紹介会社を使って優秀な大学生をスカウトするパターンも増えているので、在学中から目的意識を持って行動しましょう。
小手先のテクニックだけでも採用された過去とは異なり、自分がいかにその企業に貢献できるのかを客観的に証明する時代です。
少子高齢化によって既卒のエントリーとも競う状況になっているから、大学に入った瞬間から就職活動を踏まえて講義やサークルを選ぶぐらいの計画性が必要になっています。
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