ベンチャー企業に抵抗がある理由

 

 

就活の傾向で学生が選択する企業というのは名だたる大会社が多く、中小企業の方が就職できる確率が高く実際に人が足りていない状況ですが、あまり学生からの人気は高くなっていません。

 

 

アルバイト程度の仕事の経験はあってもフルタイムに近い就業体形で働いている人が少なく、企業や業種などの情報をインターネットやパンフレットなどの表面的な部分でしか知らないために情報不足という側面もありますが、やはりイメージを重視しているからでしょう。

 

 

そのために就活で選ばれる企業のランキングというのは、いつになってもそれほど大きな変化がなく、学生がどれだけ企業の持つイメージを大切にしているのかがわかります。

 

 

 

このような状況が続いているために中小企業は学生を雇用したくても来てくれないという悩みを抱えているのですが、それがより顕著なのはベンチャー企業だと言えるでしょう。

 

 

この企業は少人数で今までにない仕事の内容ややり方を使ってビジネスを行っている会社をいい、近年になって急成長した企業というのはほとんどが最初はベンチャー企業から出発していて、既存にはなかったシステムを使っているので消費者に受け入れられれば爆発的に成長するという傾向がありますが、その反対に全く消費者に受け入れなければ倒産の可能性も高く、しかも倒産に至らなくても成長路線に乗るまでは相当な企業努力を必要とするため、学生からすると『大きなリスクを背負ってしまう』という考えから率先して行く人は少なくなっています。

 

 

しかし既存のビジネススキルを使っていないというのは仕事をする上で大きな力になることも間違いなく、選んでみる価値は十分にあると言えます。

 

 

そのため興味を持っている学生も少なくはありませんが、やはり就活を行うには抵抗があるというのでしたら『インターンで実際にどのような業務を行っているのか知る』というのが有効なやり方だと言えるでしょう。

 

 

インターンは短期がおすすめ

 

 

インターンとは日本語にすると体験入社であり、学生などがその企業に出向いて実際に行っている業務を体験することでその企業の情報を得て、それによって就職先を選定する場合の大きな材料になってくれます。

 

 

何も知らないで一般的に知られている情報を鵜呑みにして入社すると、自分の理想と現実があまりにかけ離れているために早期に退職してしまう学生が多いので、そのような失敗を防ぐためにもインターンでその企業の内情を知るというのは意義があるのです。

 

 

 

 

しかし学生が就活で使える期間には制限があり、特にベンチャー企業のような広く知られている企業スタイルを行っていないところでは、あまりに長期の体験入社をしても自分に合っていないと判断したらそれまでの行動が無駄になってしまうので、試しにその仕事を知りたいという程度でしたら短期での参加をおすすめします。

 

 

インターンで最も多いのは一か月程度の期間を要している場合ですが、就活できる期間を考えてもそこまで長く引っ張るのはリスクがあります。

 

 

確かにその企業の本質を知るには一か月でも足りないのですが、企業がどのような仕事をしているのか知りたいだけであれば、数日もいたらある程度は把握できます。

 

 

自分が本命と考えていない企業の体験入社をするのであれば、短期にいろいろな業種の会社を回ってみるというのが自分の情報量を増やすことができ、そこから応用して判断もできるので後々役に立ってくれるでしょう。

 

 

 

企業が求めている学生

 

 

自分の知らない世界を垣間見るというのは知的好奇心といい、人間が別の次元で成長するためには必要になっていきます。

 

 

現在の自分をより上に導くというのも大切ですが、人間というのはあらゆる可能性を秘めた存在であるので、今までは考えもしなかった分野で自分の能力を開花させるというのはよくある事例です。

 

 

そのためにも企業が時間と費用を使って学生に自分達が行っている業務内容について開示してくれるのですから、このチャンスを逃す手はありません。

 

 

 

 

日本では既存の方式だけを使っている企業は淘汰されていて、そこに新たなシステムやスキルを持ち込まないと生き抜いていけない時代に突入しています。

 

 

そのために新しい考え方をしている学生を求めているのであって、ただ若い人を雇用したいという漠然敵な考えで採用活動を行っているのではありません。

 

 

今の企業が求めている学生というのは従来の方法ややり方をただ踏襲してそれが当たり前と思っているような人ではなく、例え無謀であっても独創的な考え方で人と違う個性を持っている人です。

 

 

これは決して自分勝手という意味ではなく、人の輪というのは大切にしても、その中で個性を見せられるひとに魅力を感じているということなのです。

 

 

ベンチャー企業というのはこれから就職をしたいという学生には安定さが低く感じてしまうのは仕方ありませんが、入社を実際にしなくてもどのような仕事をしているのか知る機会が得られる制度があるのですから、それを利用してから将来について考えて見るというのも決して回り道をしているとは言えません。

 

 

 

 

 

 

 

キャリサポ就活は就活の勝ち組になるための必勝術を配信します！