2021年卒の大学生や中途採用の就活状況

採用の過去の歴史から分析しよう

2021年卒の大学生や中途採用の就活状況を考える前にまずは、過去の歴史から振り返ると分かりやすいでしょう。

長年不景気の中で2008年に起きたリーマンショックの影響は非常に大きかったことは記憶に新しいはずです。

リーマンショックが起きたのは2008年9月ですが日本が円高になり直接的な影響を受けたのが2009年以降です。

それ以降内定率が下がり始めましたが、特に2010年は大きく下がったことで有名になります

ただ、内定率が下がったのは2013年が一番最後でそれ以降は政権交代を機会に回復していく流れができました。

2017年以降は、売り手がイニシアチブを握る結果となり今までと違い就職することが有利になってきています。

2019年卒の大学生や中途採用の就活状況

アベノミクスは、2017年当初にアメリカでトランプが大統領になった時から円高になり少しずつ影響が薄れてきていますが、東京オリンピック2020年にあることを考えると少なくともオリンピックの間まで景気が良くなることが予想できます

もちろん、景気が良くなるといっても末端まで景気が良くなるわけではなく、大企業などを中心に景気が良くなるだけですので、大きな企業に就職するほど有利な結果が出ると考えられるでしょう。

もう一つ客観的な数字を見ると、完全失業率は2013年4.0パーセントでしたが、2017年になるころには2.8パーセントまで改善されているのが特徴です。

わずか1.2パーセント程度の回復ですが、2019年に就職する人にとっては良い材料がそろったといえます。

 

日本企業の採用率は、アメリカ経済が関係している

その一方で、中小企業の求人倍率上がっており必ずしも良い状況をばかりが続いているわけではありません。

大企業の求人倍率は依然として高いままですので、いくら売り手市場といえども容易に希望しているところに就職できるわけでないことがわかるでしょう。

このような不安な状態が続いているのは、トランプ政権が原因と言われています。

2019年卒の大学生や中途採用の就活状況

参照:https://www.politico.eu/article/trump-names-foreign-policy-team-members/

日本経済はアベノミクスにより株価が安定していましたが、トランプ大統領が就任してからは株価が2万1000円を上回ってきました。

2017年までは大きく上回りましたが、2018年の2月になるとアメリカと日本の両方の株が同時に暴落し不安定な状況になっています。

日本の円でいえば円高の傾向が続いており、少なからず就活に対しても何らかの影響を及ぼしているのは間違いありません。

2018年初頭は円高が続いていますが、中期ぐらいから円安の傾向が見られるようになってきます。

日本とアメリカの関係ではアメリカの方が優位に立っていますが、アメリカはドル安の方が景気が安定している状態です。

しばらくドル安が続いた後に、やがてドル高にすることでアメリカの景気自体が安定してくる傾向が出てきます。

裏を返せば、日本では2018年の初頭においては円高が続き不安定な状態になりますが、それ以降はアメリカの経済が上昇するとともに円安の傾向になっていきます。

円安になることで株価が上昇する可能性もあり、これにより会社の景気が良くなり結果的には大企業をはじめとして求人が多くなる可能性があるでしょう。

ただし、爆発的に円安になるとは限らず、せいぜい1ドル115円くらいまで推移する可能性がありますが、2017年中にそれ以上になる可能性は低いと言えるでしょう。

このように考えると、今まで以上に就職しやすくなる材料の方が多いことがわかります。

ただし、急激に景気が良くなるわけではなく少しずつ足元が固まってくる感じになりますので、2018年よりも格段に有利と考えるべきではありません。

 

例年の面接から採用までのスケジュール

就活の流れとしては、2018年度の流れを踏襲する形になります。

面接解禁8月ごろになりますのでそれまでにしっかりと準備をしておくことが大事になります。

経団連に加盟している企業は、3月説明会が解禁され6月から面接が始まります。

そして、10月には内定になるのが特徴です。

もし、経団連に加盟していない企業の場合は、特にこのような決まりはありません。

2019年卒の就活をする大学生に必要なのは偏差値だけではない

2017年の場合には、経団連に加盟していない会社は就職活動が開始される4月から5月にかけ、面接を開始し6月には内定を出していた会社が多く見受けられました。このように考えると、経団連に加盟していない会社の方が早く結果が出ることがわかります。

学生の立場に立てば、内定を早くもらった方が安心感を得ることができますが、そうすると経団連に加入していない中小企業に就職活動をした学生が早めに内定を取り、その後経団連に加入している会社に面接に行かない可能性もあります。

その結果、大企業に優秀な人材がいかない可能性も出てくるため、入社した後の競争が激しくなることが想像できるでしょう。

内定をもらう時期は、過去に比べると早くなっており2017年の段階ではゴールデンウイークが始まる前の段階でおよそ3分の1の学生が内定をもらっていました。

これらを踏まえると、中途採用の場合も早めに行動することが重要になります。

 

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