選考が解禁されるまでにできること
2020年卒の大学生の就活は6月1日に選考が解禁されることになっています。
つまり、6月1日以降に面接などがスタートする形です。
しかし、5月までは何もしなくても大丈夫かといえばそうではなく、むしろ会社説明会や業界に特化した説明会などが行われ、積極的に参加することが求められます。
また解禁になるのは大企業の選考であり、中小企業に関してはすでに選考が始まっています。
そうしたことからも、すでに戦いが始まっていることを2020年卒の大学生は意識をし、2019年の年内に決着をつける必要性があります。
就活を成功させるポイント
こうした就活で何が重要になるかですが、まずはスケジュールを知ること、そして大企業と中小企業の動きの違いを理解することです。
まずスケジュールについてですが、選考の日程は6月からかなりのスピードで動き出すことになります。
一気に面接が進み、短期集中で内定まで突き進むような形になることは明らかです。
つまり、たくさんの企業にエントリーシートを提出し、筆記試験などをパスしたとしても面接にそもそも参加できないケースというのも出てきます。
ある程度本命の企業は絞っていくことが必要です。
そして、大企業の動向によって中小企業の動きが変わることも事実であり、最初から中小企業を狙っている場合には大企業から中小企業へ鞍替えをするライバルの存在を認識することが求められます。
受験における偏差値の高いところから低いところへランクを落とすような行為であり、当然ながら就活に対する意識は高く、自らがさほど関心がなかったとすれば歯が立ちません。
大事なことは、中小企業狙いだからといって手を抜くのではなく、いつでも真剣に対応し、内定を得るまでは気を抜かないようにしていくということです。
中小企業の選考パターン
中小企業の中には大企業の動向を見守ってから本格的な選考に乗り出すケースと先に手を打って出来るだけ囲い込みを行うケース、そして特に時期は設けず、ダラダラと選考を行うケースなどがあります。
大企業の動向を見守るケースは、以前に内定を出したものの内定辞退を申し出されて結局選考が終わったのが後にずれ込んだ経験をしたことが影響しています。
再び同じことになればこれまで選考に注いできたリソースが無駄に終わります。
ならば、あらかた出尽くしてから動き出した方が効率的だという考えが強く出ています。
先手を打つケースもありますが、この場合はいかにして内定辞退を避けるかが大事になります。
大企業にも負けない魅力を持っているか、選考を受ける際にそれなりの約束をさせられているかのいずれかが待っています。
最初から中小企業狙いの学生であればこれで十分です。
何が重要かといえば、その中小企業が選考においてどのような手を打ってくるかであり、その情報を収集しなければならないことです。
就活は情報戦であり、この情報戦を乗り切り、分析できるような状態でなければ意中の会社に就職することは難しいです。
注意する点
2019年いっぱいまでに決めなければならないのは、そこまでで大半の企業が選考を終えてしまうからです。
一部の企業は2020年度いっぱいまで活動を行いますが、ほとんどの企業は年内に終えてしまいます。
大企業の中には9月いっぱいで終えるところもありますが、秋採用などを設けているところが多く、そうしたところでは年内が1つの目安になります。
なので、6月の選考解禁まで何もしてこなかった学生にとってもまだまだチャンスはあり、急ピッチで準備を進めていけば就活をうまく行うことは可能です。
近年は大卒の就職率が9割を超えるなど多くの大学生が就職に成功していますが、中には自治体のセミナーで就職できるようにサポートをしてもらうケースもあります。
一時期はこうしたところに参加し、参加している際には給料が発生するような形になっていることもありました。
これは世界恐慌や震災による経済の低迷によって働き口が制限されたことも関係しており、同じようなことが今も行われているとはいえ、かなり少なくなっています。
そこを期待して動き出すことだけは避けた方がよさそうです。
就活のメリット
メリットとしては、他人に就活とは何かを叩き込まれてスキルを磨けるということです。
それまで真剣にやってこなかった人でもこうしたセミナーに参加したことをきっかけに面接対策に乗り出すようになった人もいます。
そのため、6月ぐらいから始める人は自治体のセミナーだけでなく大学などで行われているセミナーに参加して他人に自分の姿を厳しく見てもらって、根性を鍛えなおしてもらうようなことも大事になっていきます。
そうしていくうちに、働き口は見つかります。
早く動き出した人ほど有利に働くのは当然ですが、働ければ何でもいいという人は遅く動き出しても問題はありません。ただ、何のために働くかを考えた際にそれでは後悔する可能性が高いです。
改めて働くことの意義を見つめなおすことが重要と言えます。
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